KUSHIDAとの歴代優勝者対決はエル・デスペラードに軍配
30日、新日本プロレス・富山大会で『BEST OF THE SUPER Jr.33』Bブロック公式戦が行われ、エル・デスペラードとKUSHIDAが激突した。
極悪SHOが暴走!デスペラードが反則地獄を耐え抜きギブアップ勝ち
KUSHIDAにとっては負ければ負け越しが決まる崖っぷちの一戦。一方のデスペラードも優勝戦線に残るためには落とせない試合だった。2015年、2017年大会優勝者のKUSHIDAと、2024年優勝者のデスペラードによる対決は、2018年のBOSJ公式戦以来となる注目の一戦だった。
試合は序盤からレスリング技術の応酬。裸足でリングに上がったKUSHIDAが関節技を軸に主導権を握ると、デスペラードも巧みな切り返しで応戦した。
中盤以降はデスペラードがKUSHIDAの左足に狙いを定め、場外戦ではイスを使ったラフファイトも敢行。徹底した一点集中攻撃で動きを奪っていった。
それでもKUSHIDAは腕ひしぎ逆十字固めやハンドスプリングエルボーで反撃。さらにデスペラードの口に足のつま先を押し込む挑発的な攻撃を見せると、場内は騒然となった。

終盤は両者が関節技と打撃を織り交ぜた意地の張り合いを展開。だが最後はデスペラードが垂直落下式リバース・タイガードライバーから必殺のピンチェ・ロコを炸裂。粘るKUSHIDAから3カウントを奪い、死闘に終止符を打った。
この結果、デスペラードは勝ち点を10(5勝2敗)に伸ばし優勝戦線に踏みとどまった一方、KUSHIDAは勝ち点4(2勝5敗)となり負け越しが確定。今大会の脱落が決まった。
試合後、デスペラードはバックステージで「人に足ナメさす趣味も、ナメる趣味もねえんだわ」と試合中のやり取りを振り返り、「過去の俺がやった失敗っていうのはなかなか忘れないんだよ。上書きできないと、いろんなことって。俺はその経験があったから、今この試合のレベルを保ててると胸張って言える。KUSHIDA、俺にとって必要な相手だ!…まあ足はいらねえけど!」と敬意を示した。
一方、脱落が決まったKUSHIDAは「終わっちまったーッ!俺の『BEST OF THE SUPER Jr.』2026! 終わりました!脱落ッ!」と無念の表情。それでも最後は「デスペラード!…尊敬してるよ、尊敬! 新日本プロレス・ジュニアが生み出した最高傑作のひとりだよ!」と賛辞を送った。
