裕二郎は、いつものダーティーファイトではなく正攻法で海野と対決したが…
14日、新日本プロレス・名古屋大会で『NEW JAPAN CUP(NJC)』2回戦が行われ、海野翔太が高橋裕二郎を破り準々決勝進出を決めた。
H.O.Tに亀裂?高橋裕二郎が海野翔太のグローブを手に「全部、思い出しちゃったよ」
海野にとって裕二郎は少年時代にキャッチボールをしてくれた“裕二郎兄ちゃん”。前日の前哨戦では海野が思い出のグローブを差し出し、裕二郎がそれを受け取って去るという意味深な場面もあり、二人の一騎討ちに注目が集まっていた。
この日、裕二郎は前哨戦で受け取ったグローブとボールを手に入場。

試合は序盤からクリーンな攻防で幕を開け、エルボーやヘッドロックの応酬が続いた。裕二郎はH.O.TのTシャツを脱ぎ捨て、ボディスラム連発やバックドロップで主導権を握るが、海野も低空ドロップキックで膝を狙い、ドラゴンスクリューからSTFで追い込む粘りの攻めを見せた。
中盤、H.O.Tの金丸義信とディック東郷が現れると、裕二郎は「今日は翔太と二人でやらせてくれ」と制止。さらにリング上では意地のエルボー合戦となり、海野が「裕二郎お兄ちゃん、来いや!」と叫ぶと会場は大きな歓声に包まれた。

終盤、裕二郎はかつての得意技インカレスラム、マイアミシャインを炸裂させて海野を追い込む。だが海野も執念でキックアウト。
だが、試合は一転。裕二郎がレフェリーを巻き込みローブローを放つと、H.O.Tの金丸、東郷、チェーズ・オーエンズが乱入。トレイン攻撃やパイプカットが海野を襲い、まさに裏切りの“地獄絵図”だった。
それでも海野は意地を見せ反撃。東郷を金丸に激突させ、オーエンズをトルネードDDTで排除。裕二郎のケイン攻撃もかわすと渾身のラリアットを叩き込み、最後はSecond Chapterで3カウントを奪った。

試合後、海野はグローブとボールを拾い上げると、倒れる裕二郎の胸にそっと置き座礼。“裕二郎兄ちゃん”への敬意を示した。
バックステージで海野は「俺は試合を通じて裕二郎お兄ちゃんとキャッチボールができた。次のステップは何だ?もう一度少年・海野翔太の描いてた通り、そして大人になった海野翔太が描いてる通り、物理的にまたキャッチボールできればいいっすね。でも、あの頃と変わらない、強くて、カッコ良くて、優しい裕二郎お兄ちゃんが見れたから。ありがとうございました」と変わらぬ思いを吐露した。
この結果、17日・郡山大会でのNJC準々決勝はザック・セイバーJr.と対戦することが決まった。
>>> 試合後、憧れの裕二郎兄ちゃんを撃破した翔太(バクステ全文コメント)
