今井が“お礼”と語る譲渡金はいくらに?(写真はイメージ)
西武の今井達也投手が来季から海を渡ることになった。10日に球団が今井の挑戦を容認し、ポスティングシステムを利用してのMLB挑戦が実現した。
今季は3年連続の2桁勝利となる10勝5敗・防御率はリーグ4位の1.92と安定感を見せた背番号48。3年連続でBクラスと低迷しているチームを支えた。
今井の米挑戦についてはシーズン終盤になるにつれてその音が大きくなっていった。
現地専門局でオフの移籍市場に出る選手として話題に挙がったり、登板した試合ではMLBのスカウトが視察に来ているなど日に日に注目度を増していた。
本人は9月の時点で「メジャーに行きたいと一言も言ってない」と否定していたが、終了後に改めて言及した際には来季から挑戦したい旨を球団へ要望していた。
今井の話を受けた球団は、日本シリーズ後に再び話し合いの場を設けるという回答にとどめていたが、10日正式にポスティングを容認。
広池浩司球団本部長が球団の公式発表時に理由とエールを送っていた。
「今がそのときだと判断して、MLB挑戦を認めることにしました。本人の『アメリカで野球をしたい』という一貫した強い意志を受け止め、球団としてその思いを尊重する形を取りました。挑戦するからには、アメリカで元気に活躍する姿を見せて欲しいです」
今井が早期にこだわった理由が譲渡金の面だとニュース番組内で明かしていた。
現地の専門サイトでは契約が8年総額1億9000万ドル(約292億円)との予想も立てられており、実現した場合は西武への譲渡金は約46億円にものぼる。
番組内で今井は「ドラフトで獲ってもらった恩もありますし、育ててもらった。譲渡金は僕からのお礼みたいなので、額は大きいに越したことはないと思う」と語っている。
日本人投手では今井と同学年の山本由伸が今季のワールドシリーズMVPに輝き、さらに評価が高まっているとされる。
今井の”恩返し”は果たしてどこまでの金額となるのか。このオフはアメリカで争奪戦となる。
編集/まるスポ編集部
