東京女子プロレスが11月1日、東京・新宿FACEで「TJPW Autumn Victory in SHINJUKU vol.2」を開催した。9日の後楽園ホールで行われるプリンセスタッグ選手権試合(王者組=上福ゆき&上原わかな《Over Eats》vs挑戦者組=HIMAWARI&鈴木志乃《Bumping gRitters》)、インターナショナル・プリンセス選手権試合(王者=遠藤有栖vs挑戦者=高見汐珠)のダブル前哨戦が王者組vs挑戦者組による6人タッグ戦で実施され、王者組が完勝した。

先発した遠藤はドロップキックで高見を吹っ飛ばした。鈴木が上原に串刺し式ドロップキックを見舞うと、挑戦者組が3人でエルボーのトレイン攻撃。上原は鈴木にドロップキック、側転式エルボー。高見が遠藤にエルボー連打、振り子式ドロップキックもカウントは2。さらに遠藤はコアラクラッチにいくも遠藤が脱出。HIMAWARIが長い髪でぶっ叩けば、上原はエルボーでやり返してラリーに。上福はビッグブーツ、ドロップキック、卍固めで鈴木を攻め込んだ。HIMAWARIと鈴木が上福に合体式ネックブリーカーも2カウント。鈴木が上福にスリーパーで締め上げるもカット。鈴木が上原にベリー・トゥ・ベリー、上福にドロップキックもフォールは奪えず。最後は上福が鈴木に裏フェイマサー、そして正調のフェイマサーを叩き込んで3カウントを奪取した。

上福は「ザコとロン毛がよ!次、後楽園でタイトルマッチあるけど、全然こんなんじゃ兆しが見えないよね~、おまえらが勝つ。もっとレベルアップしてから会いたいね」と激辛マイク。上原は「でもやっぱり同期の2人には絶対に負けたくないし、このベルトかけて戦ったこともあるけど、私はこのベルトを持って、23年組とは一歩先に進んでると思ってる。だからこのベルトは絶対に譲りません」と王座死守宣言。遠藤は「汐珠、余裕だよ~。後楽園、楽しみにしてるね」と投げ掛けて、3人ともに余裕の表情。そして、上福は「帰れ!」と言って、挑戦者組が退場したのを確認すると「ヤベー、超痛かった。焦った。あの緑(鈴木)の」と本音もチラリ。
バックステージに戻ると、上福は「志乃に勝ったけど、こっち全然連係出してないし…。2人して私のこと攻めてきて。もっと志乃に余裕で勝てるかなって思ったのに、結構、私としたことが壊れちゃって、悔しい!」、上原は「挑んでくるのが同期だから絶対負けたくないし…。見てください。(背中の傷跡が)やばくないですか?」、遠藤は「最初自信ないかなって思ってたんだけど、戦ってるうちに強い気持ちがめちゃめちゃ伝わってきて…」とコメントするも、3人揃って泣くふりをした後に変顔を見せて超余裕。

一方、敗れた挑戦者組のHIMAWARIは「悔しい。ザコロン毛とかマイクでなんか言われてたけど、何も言い返せなかった。あと1週間しかない状態で、ここからギア上げていかないと。でも正直いけるよ、まだ!次勝てばいいから」、鈴木は「悔しい。でも、もっと成長した姿で会いたいって言ってたよね。タイトルマッチとか初めてだけど、ここは絶対に負けちゃいけないってことだけは知ってたから。まだ1週間ある。1週間で人は成長できる。後楽園で絶対にベルト獲ります」と悔しさを露わに。高見は「チャンピオンとしての有栖さんで、私に立ち向かってくださったってのをすごく感じられて。私にそういう風に向けてくださったのがすごくうれしかったって思って。全然だったって言ってたんですけど、でも逆に今当たれたことで、私はもっと頑張ろうって。元々ヤル気がみなぎっていたんですけど、もっと来週に向けてみなぎってきたので頑張ります!」と前を向いた。
記事/まるスポ編集部
写真提供/東京女子プロレス
