
東京女子プロレスが9月27日、東京・新木場1stRINGで「TJPW Autumn Victory in SHINKIBA」を開催した。9・20大田区総合体育館大会で、プリンセスタッグ王座を戴冠した上福ゆきが正式な所属選手になったことが発表された。
オーバーイーツ、リベンジ成功でタッグ王座奪取!上福が所属を志願!
上福は2014年の「東洋大学ミスコンテスト」で準Vに輝き、これをきっかけに芸能界入りしてモデルなどで活動。2017年8月26日、東京女子の後楽園ホール大会でプロレスデビュー。その後は専属レギュラー選手として参戦。2020年11月にはインターナショナル・プリンセス王座を奪取し、タイトル初戴冠。近年、アジアでも活躍し、Queen of Asia選手権王座、VPW認定女子王座も獲得した。先の9・20大田区で上原わかなとのOber Eats(オーバーイーツ)でプリンセスタッグ王座を初戴冠。試合後、所属選手になることを熱望する発言を残していた。
これを受けて、今大会のオープニングで上福が正式な所属選手となったことが発表された。リングに登場した上福は「本日からちゃんと、99.9から100の東京女子プロレスの上福ゆきとなりました。生まれも育ちも東京女子プロレスの人間なんで…。気持ちはそうだったんですけど、言うなれば、ずっと長いこと同棲して結婚しようねって言って、両家の顔合わせはしたけど籍だけ入れてない状態だったんで。しっかりプロポーズさせていただいて、東京女子プロレスとプロレスラー的に結婚したので、所属でここからバリバリ頑張ります。今後、私はどこにも移籍しないし、ずっとここで骨を埋めて頑張るので安心して楽しんでください」と上福節を交えて決意表明。
所属初戦となった上福は第3試合で上原と組み、らく&小夏れんと対戦し、終始らく組を圧倒。上福がブレーンバスターでらくを排除すると、上原がスシ・トルネードで小夏を仕留め、チームとして白星で飾った。
バックステージで上福は「社会人の経験がなくプロレスラーになったので、甲田(哲也代表)さんは上司、髙木(三四郎=CyberFight副社長)さんはプロレス界、東京での父みたいに思ってるので、今後もっと頑張ります!」と意欲。髙木副社長は「これからも、より一層、東京女子の力になっていただけたらと思います」、甲田代表は「ほとんどのファンの方が、所属じゃなかったのかよ?と思ったと思うんですけど、100%所属になったと。特に変わるわけじゃないですけど、これまで以上によろしくお願いします」と期待を寄せた。
所属選手となった上福は10・18後楽園では、上原とのオーバーイーツで、まなせゆうな&凍雅の挑戦を受け、初防衛戦に臨む。
【大会名】TJPW Autumn Victory in SHINKIBA
【日時】2025年9月27日(土)
【会場】東京・新木場1stRING
【観衆】284人(超満員札止め)
▼第1試合 15分1本勝負
○瑞希 vs 七瀬千花●
7分18秒 フェースロック
▼第2試合 こんな展開ファンタ☆スティック! ゴー☆ジャス・レボ☆リューションマッチ 15分1本勝負
○ハイパーミサヲ vs 鈴木志乃●
8分32秒 マダガスカル
※2カウントフォールかロープエスケープを奪った選手にお笑い芸人・宇宙海賊ゴー☆ジャスさんの国名ネタの回答権が与えられ、地球儀からその国を探し出して正解したほうが勝者となる特別ルール。
▼第3試合 20分1本勝負
上福ゆき&○上原わかな vs らく&小夏れん●
8分19秒 体固め
※スシ・トルネード
▼セミファイナル 20分1本勝負
○中島翔子&山下実優&鳥喰かや vs 荒井優希&HIMAWARI&芦田美歩●
11分15秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド
▼メインイベント 20分1本勝負
○渡辺未詩&遠藤有栖&高見汐珠 vs 愛野ユキ&風城ハル&キラ・サマー●
13分40秒 リバース・パラドックス
▼猫はるな卒業記念特別試合 20分1本勝負
辰巳リカ&●原宿ぽむ vs 鈴芽&桐生真弥○with猫はるな
12分29秒 片エビ固め
※スパインバスター
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●桐生真弥 vs 猫はるな○<挑戦者>
19時43分 体固め
※真弥が防衛に失敗、猫が第1769代王者となる。
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●猫はるな vs 桐生真弥○<挑戦者>
19時45分 ギブアップ勝ち
※猫が防衛に失敗、真弥が第1770代王者に返り咲く。
記事/まるスポ編集部
写真提供/東京女子プロレス