
2025年8月17日、新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』有明アリーナ大会のメインイベントにおいて、KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)がEVILを破り、初のG1 CLIMAX制覇を成し遂げた。
試合はH.O.T(ハウス・オブ・トーチャー)の介入により、TAKESHITAが負傷した左足を集中攻撃されるなど、劣勢に立たされた。しかし、TAKESHITAはEVILのEVIL(大外刈り)や自身のレイジングファイヤーを互いにかわし、試合の主導権を握る。
TAKESHITAはエクスプロイダーから掟破りのEVIL、ブルーサンダー、ダイビングセントーンと畳み掛けるも、カウント2で返される。サポーターを外したEVILの強烈なエルボーでダウンを喫したTAKESHITAだったが、変形スープレックスホールドで反撃。EVILがこれをカウント2で返すと、TAKESHITAは自身の膝サポーターを外し、ワガママを狙うが、左足のダメージが響き踏み込むことができない。
レフェリーがTAKESHITAの試合続行を確認する隙に、EVILは急所攻撃を敢行。だが、TAKESHITAは高い位置からのラストライドでEVILを叩き落とす。意地を見せたEVILはワガママをキャッチするも、最後はTAKESHITAのレイジングファイヤーが炸裂し、3カウントを奪取。2度目の出場でG1 CLIMAX初制覇を飾った。

試合後、TAKESHITAは「プロレスラーになってよかった」と、これまでの13年間を振り返り涙を流した。「俺が思うプロレスは夢を見るもの、夢を叶えるもの、そして夢を与えるものです。みんなプロレスラーになれるんです」とコメント。さらに、「新日本プロレス、そして世界のプロレス界、まだまだ俺が面白くしてやる!それが俺からのメッセージだ。フロム・ジ・アルファ!」と力強く宣言。
2012年8月18日にDDT日本武道館大会でデビューしたTAKESHITAは、デビュー14年目”G1 CLIMAX35覇者”として大きな一歩を踏み出した。次なる目標はIWGP世界ヘビー級王座、ザック・セイバーJr.と3度目の対決となる。
記事/まるスポ編集部