5月6日、後楽園大会でDDT最強のレスラーを決定するトーナメント「KING OF DDT2025」が開幕。今年は全16選手がエントリーし、25日の後楽園大会での優勝決定戦に向け、熾烈な戦いが繰り広げられる。その1回戦で青木真也と対戦するのが樋口和貞だ。樋口は、3月20日のDDT後楽園大会「Judgement2025」で頸椎ヘルニア治療から約9か月ぶりに復帰。2022年のKING OF DDTでは優勝し、KO-D無差別級王者にも輝いた。3年ぶりのKING OF DDT制覇に向け、樋口に話を聞いた。(取材・文/大楽聡詞)
復帰から1ヶ月
――3月20日の復帰から約1ヶ月が過ぎました。9ヶ月ぶりのリングはどうでしょうか?
樋口:まだまだ実感がない。復帰して約1ヶ月ちょっと、それなりに試合数をこなしていますが慣れた部分もあれば、まだ慣れてないところもあります。
KING OF DDT準決勝「 “狙うは優勝” ではなく、目の前の1試合」
――慣れていないところとは?
樋口:自分の中でも具体的に言葉にすることができないんですよ。リングで頭の中で描いてる動きが形にできないと言いますか…
――ケガから復帰する場合、緊張する方も少なくないと聞きますが、樋口選手は?
樋口:それはもうずっと緊張してますよ。
――試合前日、眠れないとか…
樋口:いや、普通に眠れます。ただリング上では何が起こっても仕方がないと覚悟しています。
吉村も復帰、ハリマオ完全復活
――ユニット“ハリマオ”は樋口選手と吉村直巳選手が復帰し石田有輝選手、中津良太選手と4人が揃い完全体になりました。
樋口:石田が大阪に行ったり、自分や吉村が欠場したり…でもやっと揃いましたね。
