【DDTプロレス 遠藤哲哉】“進化”を遂げ『D王GP』制覇誓う

――その苦い思い出をバネに、現在行われている「D王 GRAND PRIX」では、遠藤選手はAリーグトップで決勝進出。リーグ戦では、竹下幸之介選手・石井慧介選手・橋本千紘選手(仙女)に勝利して、クリス・ブルックス選手とは引き分け、上野勇希選手、飯野雄貴選手には敗れました。

そして得点7で並んだクリス選手とAリーグ決勝進出者決定戦を行い、見事に勝利されましたね。このリーグ戦の中で印象的な試合を教えて下さい。
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遠藤クリスとの試合は、両試合とも印象に残っています。今回のトーナメント初戦、クリスと初めて闘ったので、お互い攻め所を見つけられないまま、30分時間切れで引き分けになりました。

この初戦のドロー時、「初対戦の相手でも様子を伺っていてはダメだ」と思い、改めて気を引き締め、残りの試合に臨んだんです。 

上野と飯野には敗れましたが、クリス戦のあと、押すタイミングと引くタイミングを考えるようになり、自分のペースで試合を進めることが出来るようになりましたね。 

――今回のリーグ戦では、これまでのフィニッシュホールドで、コーナーから宙を舞う「シューティングスタープレス」ではなく、全て寝技の体勢で首を締め上げる「変形ゆりかもめ」で勝利していますよね。これは意図していたものですか?

遠藤たまたまハマっただけですね(笑)。対戦相手は僕の「シューティングスタープレス」をかなり警戒していると思いますから。

実際に最後のクリス戦での「シューティングスタープレス」が唯一のフォール体勢でしたので、「変形ゆりかもめ」に変更しなければ勝つことは難しかったと思います。 

ただ、今回のリーグ戦で「変形ゆりかもめ」が実戦で効果があるのを実感できたことは大きかった。この技は、かなり破壊力があるので今後も大事に使っていこうと思います。 

――女性として唯一「D王GP」に参加したセンダイガールズプロレスリング(=仙女)の橋本千紘選手は、闘ってみていかがでしたか?
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遠藤橋本選手は素晴らしいレスラーでした。僕の父が橋本選手の大ファンで、実家に帰るたびに「橋本選手の足の太さは道場で作ったんだ、ジムには行ってないんだ!」と4年くらい言われています(笑)。 

父はもともとプロレスに興味はなかったのですが、僕の試合を観に来てプロレスに興味を持ち始め、地元宮城で活動している仙女を観に行き「ファンになった」と言っていましたね。

だから僕が橋本選手に勝ったのをTwitterで知って、「橋本選手に勝って欲しかった」とすごくガッカリしていました(笑)。

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