【プロレス 岩本煌史(後編)】プロレス復帰して毎日が楽しい。今だから言えますが、正直辞める年は楽しくなかった。

――今回、「Jr. BATTLE OF GLORY 2023」に参戦されました。「今」の全日本プロレスの戦士と戦ってみていかがでしたか?

岩本:まず自分の感覚だけでいくと、結果は伴わなかったですけど10分1本勝負としての戦い方に関しては、ちゃんとイメージと動きはできたなと思います。

相手によって戦い方も工夫して考えて戦うこともできましたし、しっかりリンクして違和感なく戦えましたね。

確かに若い子たちの成長は感じましたが、自分の動きも負けていないし、まだまだいけるなと思いました。ちょっと偉そうな話ですけど、「こっちの部分ではまだまだいけるわ」って思います。

――今後も参戦していく中で、このタイトルに照準を絞ろうという予定はありますか?

岩本:それも休業前にはこだわりが凄くあったんですけど、そういう執着も特に強く持っていないです。もう自分が「第〇代目王者」かも忘れちゃうくらいに、サッパリしちゃいました(笑)。ですから、「時期が来て、なるようになれば」っていう感じです。

――岩本選手は、過去に無差別級としてヘビー級レスラーとの戦いも視野に入れることを話していました。現状はジュニアヘビー級ですが、ヘビー級への参戦は考えていますか。

岩本:それこそ休業前はあれこれ気にしていた時期で、今思うと本意じゃなかった。 自分がやりたいのは、やっぱりジュニアで戦っている戦い方。自分が一番表現したいものを出せるというのはあります。

ヘビー級と戦うとなると、体格が違ってくるので戦い方が違うし、対ヘビー級用の戦い方に切り替えなくちゃいけない。自分にストレスかかる懸念もあります。

――岩本選手はスピードも速いし力もあります。ジュニアのハイフライヤーとは別の角度でファンを魅了してくれる選手。初めて観るお客さんは、「岩本煌史」というレスラーが印象に残ると思います。

岩本:そう思っていただけると嬉しいですね。今、プロレス復帰して毎日が楽しいんです。今だから言えますが、正直辞める年は楽しくなかった。

休業まで残りの試合数をカウントダウンしていました。「あと何試合で休業だ」って。もうプロレスを辞めたかった。

その時は「ジムをやりたい」という気持ちもありましたが、それと同時に「もうプロレスから離れたい」という気持ちも強かったですね。

――休業しリフレッシュして、プロレスとの距離感がちょうど良いのですね。

岩本:僕にはフリーが合っているのだと思います。団体に所属していた時は「後輩たちのことも考えなきゃ、団体のことも考えなきゃ」と手一杯。自分が思ったことをやってもその通りに動かなくてモヤモヤしていました。

フリーは、そういうストレスが全くない。良くも悪くも自分のことだけ考えていればいいので。もちろん所属時代とは違い、気を遣うこともありますけど。

――来年はこんな年にしたいとか、目標はありますか?

岩本:そうですね。特に何も考えてないというか、 それこそフリーなので。良いと思われればまた必要とされるだろうし、「 もういいかな…」って思われたら呼ばれないでしょうし。

そういうところにフリーとしての価値があると考えています。

必要と思われる戦いをファンの皆様に観せることで、おのずと「必要とされるレスラー」になっていくんじゃないかなと。ですから来年も自分の戦いを貫いて行きたいと思います。

<インフォメーション>
12.31代々木で岩本煌史選手が出場する「#ajpwMANIAx2023」が開催されます。詳細は全日本プロレスWEBサイトをご覧ください。

岩本煌史 X(旧Twitter)
岩本煌史 Instagram
SPARKLEGYM 武蔵小山 Instagram

取材/大楽聡詞 文/黒澤浩美
写真提供/全日本プロレス

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