2023年7月15日(土)・16日(日)の2日間、「第30回日本ゴールボール選手権大会 女子予選大会」が所沢市民体育館にて開催されます。
ゴールボールとは、1チーム3名の選手が、鈴の入った1.25kgのボールを投げ合い、得点を競う対戦型のスポーツです。視覚障がい者を対象としたチーム球技で、公平を期すため、視覚の程度に関わらず、全員アイシェードと呼ばれる目隠しを着用します。この競技は、第2次世界大戦で視覚に傷がいを受けた軍人のリハビリテーションのために考案され、1946年に視覚障がい者のためのスポーツとして紹介されたのがその起源とされています。
ゴールボールクラブチームの日本一を決める「日本ゴールボール選手権大会」。
11月に行われるこの大会への出場権をかけた熱い戦いが、いよいよ始まります!
ゴールボールはパラリンピックの正式種目であり、「パラスポーツ」という印象を持たれることが多いのですが、国内大会ではアイシェード(目隠し)をつければ、晴眼者(せいがんしゃ・視覚に障がいのない者)も視覚障がい者と共に試合に出場することができるため、誰もが楽しむことのできる「ユニバーサルスポーツ」という側面を持っています。
今年、記念すべき30回目を迎える女子予選大会では、過去最多の9チームが出場します。
晴眼者と視覚障がい者が混在するチームも多く、中には晴眼者だけのチームも。
競技の見どころは、選手全員がアイシェード(目隠し)をしていながらも、まるで見えているかのようなスピード感あふれるプレーと、チームで組み立てる巧みな戦術。
ゴールボールは「静寂の中の格闘技」と言われ、選手は音だけを頼りに、ボールとチームメイト、対戦相手の位置を把握します。
この夏、女子選手達の熱き戦いにぜひご注目ください!
<インフォメーション>
MONEY DOCTOR パラスポーツスペシャル
第30回日本ゴールボール選手権大会 女子予選大会
日時:2023年7月15日(土)開会式 9:45 / 競技開始 10:30(予定) 16日(日)競技開始9:30
会場:所沢市民体育館
西武新宿線「新所沢駅」下車・東口より徒歩約10分
文:高橋優都子