【DDTプロレス 吉村直巳(1)】僕が「KO-Dタッグベルト返上」を言い出した時、HARASHIMAさんは「カッコいいね!」と理解してくれました

――そのUltimate Tag League 2022決勝戦はThe37KAMIINAの竹下幸之介選手と上野選手。最後は上野選手と吉村選手との戦いでしたね。

吉村:あの頃、HARASHIMAさんから「最後は吉村に任せる」という意図を聞いていました。だから最後の場面、リング上で上野さんと1vs1になった時に僕は勝負をかけた。相手チームのことは分からないけど、竹下も「最後は上野に任せよう」と思っていたのかも知れません。結果的に上野さんと僕が決勝戦の最後の場面を任せてもらえました。

――そして3月の両国大会「Judgement2022」でKO-Dタッグ王座を賭けてCDKと対戦し敗れてしまいました。

吉村:初めて試合が終わって泣きましたね。それくらい悔しかった。

【DDTプロレス 高梨将弘】闘龍門という団体で自分は埋もれてしまう…(第1回)

――HARASHIMA選手と吉村選手はパワーを武器としたタッグチーム。CDKは訳のわからない強さと言いますか…

吉村:高梨さんのことはHARASHIMAさんが理解しているし、クリスのことは僕が試合を通して分かります。しかし高梨さんとクリスはタッグチーム「CDK」になると何段階か深くなります。

僕らは火力のチームです。お互いの力を足し算し正面突破、ぶち抜いて戦います。しかしCDKは「何をしてくるのか」を分かっているけど、その出し方や隠し方が上手いから、結果的に強いタッグチームなんですよね。

――謎かけのようなプロレスをしますよね。

吉村:本当にそうです。単純な足し算や掛け算ではなく、難解な方程式をリング上で繰り出しますね(苦笑)。僕とHARASHIMAさんは、CDKのプロレスを断ち切るパワーはあるけど両国では上手くやられました。クリスが一枚上手でしたね。
<(2)はこちら>

<インフォメーション>
7.3後楽園ホール「KING OF DDT 2022 FINAL!!」にて準決勝 吉村直巳vs上野勇希戦と樋口和貞vs秋山準戦、そして決勝戦が行われます。優勝者が第79代KO-D無差別級王者として認定。トーナメントを制しKO-D無差別級ベルトを腰に巻くのは誰か!

詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください!
なお試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEで配信されます。

吉村直巳 Twitter
DDTプロレスリング Twitter

取材・文・編集/大楽聡詞
写真提供/DDTプロレスリング

1 2 3

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Share me!
  • URLをコピーしました!
目次