かつての主戦場だった交流戦でも甲斐の出番はなかった(写真はイメージ)
24年オフにFAでソフトバンクから巨人へ加入した甲斐拓也。移籍2年目の今シーズンは開幕一軍入りを逃し、交流戦を終えた現在も未だ一軍登録はされていない。
巨人・甲斐拓也が開幕二軍スタート 球界OBも「遠慮しなかった」と指摘する、阿部慎之助監督が示した“競争原理”
ファームでは23試合で打率.215・出塁率.292と打撃面で苦戦しており、アピール材料に乏しい状況だ。
自身を熱心に口説き落とし、長年背負った背番号10を託した阿部慎之助前監督もシーズン途中でチームを去ることとなり、橋上秀樹監督代行となったのが交流戦前日。
プロ入りから14年プレーし、相手も熟知するパ・リーグとの試合という絶好のアピールの場で転換期となるはずだったが、この間一軍から声がかかる事はなかった。
主将の岸田行倫や大城卓三、そして同じくベテラン勢の枠は小林誠司と生え抜き捕手陣がそれぞれ持ち味を発揮し、投手陣をリード。チームは上昇気流を描き、交流戦期間中に阪神やヤクルトを抜きついに首位に立った。
仮に一軍捕手陣に不測の事態に陥れば経験豊富な甲斐の力が必要になるが、現状早急に入れ替えなければならない理由が見当たらない。
なお昨年の巨人の交流戦を振り返ると、6勝11敗で11位という成績。岡本和真(現:ブルージェイズ)離脱の影響もあり勝率5割を切るなど、苦戦を強いられていた。
その中で甲斐はパ・リーグでの経験・実績を期待され7度先発マスクを被ったが、7戦全敗とファンから批判の矛先を向けられる結果となっていた。
ただ、シーズンはまだ半分も終わっていない。これまでの活躍から甲斐が持つ価値は誰もが知るところだ。ソフトバンク時代には日本シリーズMVPを獲得し、侍ジャパンでも世界一に貢献してきた。
交流戦終了後も続く二軍生活。その先に待つのが逆襲なのか、それともこのまま一軍の舞台から遠ざかるのか。一軍が優勝争いを繰り広げようとする裏で、今もその牙を研ぎ澄ましている。
記事/まるスポ編集部
