――高梨選手を見てプロレスを好きになった友達がいます。いつも彼女は「高梨選手には自分のためにベルトを奪って欲しい。時には自分のためにプロレスをして欲しい」と話しています。

高梨:僕は誰かのためにプロレスをしているつもりはないですね。「ファンのためにプロレスをしている」と言うレスラーもいますけど、僕は1度も言ったことはない。他の人から見るとそのように感じるのかもしれないけど本当に自分のためにプロレスをしています。「こうした方が面白いじゃん」と思って動いていることが、結果として他の人のためにプロレスをしているように映るのかも知れませんね。

例えばタイに行ったのもさくらさんのためではなく「面白いな!」と感じたからですし、タイに何度も行って生徒に指導したのも「タイでプロレス文化を作っていくのが面白い」と感じたからです。自分の中では面白いと思った感覚が、他の人には「誰かのために無理をしている」と見えるのかも知れない。でも自分では面白いしプラスになると思うから取り組んでいます。

ミクスドマッチに関しても周りの方から「仕事を選んだ方がいいよ」と言われたこともあります。でもこんなに面白い試合をする選手達がいても伝わらないのかな?ミクスドマッチをすることによって学ぶことが沢山ある。学びがあるしプラスになると思っているから全部やっているんです。逆に周りから「これいいよ」と勧められても、自分が良いと思わなければ僕は動かないと思います。

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――高梨選手が自分のためにプロレスをしていることを友達に伝えておきます(笑)。ところで高梨選手はデビューして18年。これまで戦ってきて印象に残っている試合はありますか?

高梨:印象に残っている試合よりも、シーンとして印象に残っている場面はあります。例えば、DDTが新木場でビアガーデンを開催していた時、最終戦でファンも交えてお酒を飲んでいました。自分が一番後ろの席に座り周りを見渡したらお客さんと選手が本当に楽しそうにしていた。選手もファンも笑顔で楽しそうに同じ時間を共有している。そういうシーンが印象に残っているんですよね。あとは初めてDDTが両国国技館を開催した時、DDTの手作りの電飾がありました。大会前日の夜、今林さんらが作成したのを僕は知っている。本当に手作りで、選手・スタッフが一丸となって両国大会を作り上げた。その空間が僕は好きなんです。DDTという団体で生まれ育ち、自分が思う「いいな」と思える瞬間がDDTにはたくさんあります。活字では伝えにくいですよね(笑)。

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