薬物使用で逮捕された広島の羽月容疑者がついに起訴された(写真はイメージ)
指定薬物「エトミデート」を使用したとして1月27日に逮捕されていた広島の羽月隆太郎容疑者。17日に広島地検が、医薬品医療機器法違反(指定薬物の使用)の罪で同容疑者を起訴した。
広島の現役選手で期待値の高かった若手選手が、容疑者さらには被告となった。
羽月被告は昨年12月16日ごろ、“ゾンビたばこ”と呼ばれる禁止薬物・エトミデートを摂取していたとされ、広島県警に同法違反容疑で逮捕、送検されていた。
逮捕当初から「(エトミデート)を使った覚えはありません」と頑なに容疑を否認し続けていたが、逮捕から10日近く経った2月5日にようやく使用を認めた。
日を追うごとに事実が明るみになっており、当初は関係者の自宅からカートリッジが押収されたと報道されていたが、逮捕後そして逮捕前にすでに自宅から薬物や吸引器具のカートリッジが押収されていたことが明らかに。
県警は常習犯の可能性を見て入手ルートなどを調査し、逮捕に至っていた。このゾンビたばこは全国で警戒を強めているが、広島県内での摘発者は初のことだった。
羽月被告は逮捕のきっかけとなったこの日以降も球団のイベントに参加し、子どもたちとも交流していた。1月にはシーズンに備えた種子島で自主トレを実施。ソフトバンク・周東佑京らとトレーニングを積んでいた。
12月16日も球団施設で自主トレを行い、OBの安仁屋宗八氏とも挨拶するなど普段と変わらない日常を送っていた中での逮捕劇だった。
所属する広島の鈴木清明球団本部長のみならず新井貴浩監督や、羽月被告と同期入団の島内颯太郎選手会長が声明を出していた。
羽月被告が起訴されたことを受け、鈴木本部長は「事実に基づいて粛々と物事を進めていく」とした。
さらにはNPBの榊原定征コミッショナーもコメント「本日、広島東洋カープ球団の羽月隆太郎選手が起訴された事実を大変重く受け止めており、誠に遺憾に思います」とコメント。続けて、
「日本プロフェッショナル野球組織はこれまでに、アンチ・ドーピングはじめ薬物使用に関しては、『ガイドブックの配布』、『NPB新人選手研修会での講習』、『キャンプ講習会(研修動画のオンデマンド視聴)』などの啓発活動に取り組んでまいりましたが、今回の事態を受けまして、改めて12球団とも連携し再発防止に努めてまいります」と発表した。
キャンプ前に激震となった今回の逮捕だが、ついに起訴まで発展したことから、処遇そして事件の詳細もさらに詰められていくだろう。
編集/まるスポ編集部
