2026年1月2日、世界タッグ王座に挑戦するタロース&綾部
世界最強タッグ決定リーグ戦を制し、全日本プロレスのトップ戦線へと返り咲いた綾部蓮。タロースとの“超高層タッグ”「タイタンズ・オブ・カラミティー」で掴んだ世界最強タッグ優勝は、綾部に新たな自信と野望をもたらした。後編では、次なる標的である「世界タッグ王座」、そして全日本の至宝「三冠ヘビー級王座」への想い、さらには日本を飛び越えた世界への視線を語る。(取材・文/大楽聡詞 文中敬称略)
■ 狙うは現王者。世界タッグのベルトを腰に
――2025年、最後に「最強タッグ優勝」という最高の結果を出しました。これで2026年の景色は大きく変わってくると思います。
綾部:まず世界最強タッグで優勝したことで、自ずと“世界タッグ王座(※全日本プロレスのタッグ最高峰のベルト)”が見えてきました。現王者が最強タッグ優勝決定戦の相手だったザイオンとオデッセイですから。
―― 1月2日、後楽園大会で世界タッグ戦が決まりました。
綾部:ベルトというのは強い者が巻いているべき。世界タッグのベルトを懸けてザイオン、オデッセイとまた戦えるのが楽しみです。まあ、結果は変わらないですけどね。
■ 全日本を飛び出し、世界のモンスターを狩る
――世界タッグ王座を手にしたら、どのような王者像を目指しますか?
綾部:全日本プロレス内で圧倒的な強さを証明するのは大前提。でも、個人的に一番ワクワクするのは、今日の相手だったザイオンやオデッセイのような「モンスター」と戦うことなんです。
――怪物同士のぶつかり合い、ですね。
綾部:もし1月2日、改めてあの二人を完全に倒してしまったら、正直、全日本プロレス内にはもう敵はいない。そうなれば、国内の他団体、あるいは海を越えて、まだ見ぬ世界のモンスターたちと戦っていきたい。
それこそが「世界タッグ」の名を冠するベルトを持つ王者の役割じゃないかと。僕とタロースなら、それができると思っています。
