試合後、Yuto-Iceは「テメー(大岩)、この団体から去れ。新日本プロレスはよ、強ぇヤツしかいらねえんだよ」と吐き捨てた
3日、新日本プロレス・静岡大会「WORLD TAG LEAGUE 2025」Bブロック公式戦で、IWGPタッグ王者Yuto-Ice&OSKAR(K.O.B)が、ザック・セイバーJr.&大岩陵平(TMDK)を破り、リーグ戦3勝目を挙げた。
前日の山梨大会での前哨戦後、Iceは「ザック、どこ行った? こんなモブキャラつまんねえよ!」と大岩を挑発。この日の試合もゴング前から眼中にないとばかりに大岩を無視し、ザックに詰め寄った。

試合が始まると、OSKARと大岩が激しいエルボーと逆水平チョップの応酬で一気にギアが上がる。ザックが巧みな関節技とキックで主導権を奪い返す場面もあったが、Iceが鋭いフロントキックと張り手で流れを断ち切り、OSKARもパワフルな打撃と投げで大岩を追い詰めていく。
終盤、ザック&大岩がダブルブレーンバスターでOSKARを追い込み、さらにザックがサッカーボールキック。続けて大岩がコーナー最上段から倒れ込み式ボディプレスを投下。しかしOSKARはカウント2ではね返す。
大岩がショートレンジ・ラリアットからTHE GRIPで捕獲するも、OSKARは体勢を切り返し、ツームストン・パイルドライバーの体勢で大岩を捕らえたところにIceが加勢。最後は2人の合体技「K.O.B」が決まり、OSKARが大岩から決定的な3カウントを奪った。

試合後、Iceはバックステージで大岩に対し「どっかの誰かがよ、テメーは『やさしいから』とか言っとったけどな、違えよ。ただ覚悟が無ぇんだよ。テメー、イイとこの育ちの良いボンボンだろ? 今までずっと与えられてきた人生なんだよ。だからよ、この業界で成り上がるとか、メシ食っていこうとか、そういう感覚が無ぇんだよ。だからテメーはずっとモブなんだよ。覚悟のねえ、弱えヤツに興味無ぇんだよ。俺は強ぇヤツとケンカして大金稼ぎてえんだ。テメー、この団体から去れ。新日本プロレスはよ、強ぇヤツしかいらねえんだよ」と批判した。
OSKARも「オーイワの小話をしてやる。アイツはドージョーのゴールデンボーイだった。ナンバーワン。最もポテンシャルが高かった。今ゴールデンボーイなのは誰だ?」とIWGPタッグ王座を指さしながら、王者としての貫禄を誇示した。
今大会の結果、Bブロックは3勝2敗(6点)でIce&OSKAR、海野翔太&上村優也、グレート-O-カーン&カラム・ニューマン、そして成田蓮&SANADAの4チームが首位で並んだ。
