幼少期の妃南は姉たちを巻き込みながら何事にも挑戦した
10代で飛び込んだプロの世界と、ベルトでの葛藤
――スターダムの練習生になったのはいつですか?
妃南:小学2年生の冬ですね。新木場大会をみんなで観に行った時、試合の休憩中に、父に相談して売店に立っていた風香GMの元に父と2人で行きました。当時はまだ羽南と吏南は、前向きではなかったですね。
――そこで練習したいと?
妃南:はい。父が「子供がプロレスやりたいらしくて…」と伝えたら、風香さん「いいですね!」と。今考えるととんでもなく軽くて、「じゃあ、今度練習に来ますか?」みたいなノリでした。
当時はオーディションや審査が一切なかったんです。AZMさんなどキッズファイターがいて、「うちは小さい子もいるし、ぜひ家族皆さんで来てくださいよ」と、すごくフレンドリーでしたね。
それで初めての練習の時、羽南と吏南も「プロレスラーにならなくていいから、練習だけでも行ってみようよ!」という感じで誘って家族5人で行きました。
それを月1回くらい続けていくうちに、気づいたら3人とも「プロレスラーになりたい」「デビューを目指したい」という流れになっていました。
