9.28後楽園でKO-D無差別級王座に初挑戦した須見和馬
若手世代D GENERATIONSの闘争と成長
――現在、正田壮史選手や高鹿佑也選手といった、いわゆる「D GENERATIONS世代(DGS)」と呼ばれる若い選手たちがDDTで台頭してきました。
須見:僕はDGSの中では、デビューは後の方です(※2022年10月23日デビュー)。でも、今年の若手リーグ戦「D GENERATIONS CUP」で、高鹿さんに勝った時、「俺ってこうやって勝てるんだ」と、自分なりの「勝ち方」を見つけられたというか。それが「スク〜ルボ〜イ」(※丸め込み技)でした。
「もしかしたら、色々な先輩にも勝てるんじゃないか」と。その上で、“リバース450°スプラッシュ”もできるようになってきた。やっぱり、DGSの中では一番になりたいという気持ちはあります。
――現在、DGSではTo-y選手がDDT EXTREME王者。昨年は正田選手が第83代KO-Dタッグ王者になりました。
須見:ただ、DGSの中でKO-D無差別級に挑戦したのは、高鹿さんと僕だけなんですよね。以前、僕はKO-D6人タッグ王座を戴冠した経験もあるのですが、どうしても周りよりも経験が少なかった。でも、今回のKO-D無差別級への挑戦で、個人的に「経験値が上がったな」と実感しています。

―今回のKO-D無差別級挑戦を経て、リング上での試合に対する心境の変化はありましたか?
須見:たしかに10月19日の後楽園大会は、あまり緊張しなかったんです。緊張しないからといって、全てが完璧というわけではないのですが。気持ちの面で、少しだけ“余裕が生まれた”という感覚はあります。
