
ファッションブランドを展開する株式会社ビーズインターナショナルに所属するBMXレーサー、中井飛馬選手が2025年8月30日大阪で開催された『TOYO TIRES Downtown BMX 2025』で優勝。BMXレースとフリースタイルを融合させた新スタイルの大会で見事な初出場初優勝を飾った。

観客を魅了する新競技、梅田の街を舞台に
『TOYO TIRES Downtown BMX 2025』は、大阪・グランフロント大阪のうめきた広場を舞台に開催。スピードを競うBMXレーシングと技の難易度を競うBMXフリースタイルを融合させた、まったく新しいBMX競技だ。
コースは特設され選手はスピードとエアーの高さで勝敗を決定。普段のレースとは一味違う、スピードと技の両方が求められる独特のスタイルで多くの観客を魅了した。
苦戦を乗り越えた中井選手、見事なパフォーマンスで頂点へ
大会初参戦となった中井選手は、普段のレースとは異なる競技形式に苦戦しながらも見事なパフォーマンスを披露。大観衆が見守る中、最後まで攻めの走りで観客を沸かせ見事優勝を果たした。
中井選手は「BMXレーシングとBMXフリースタイルが融合したこの大会。普段のレースとは全く違い、すごく苦戦したが、梅田の大観衆の前で優勝できてよかった。シンプルに楽しかった」と語り喜びをかみしめた。

5歳でBMXと出会い、世界で活躍するトップアスリート
中井選手は新潟県出身の24歳。5歳のときにBMXレースと出会い才能を開花させた。12歳で本場アメリカの強豪チームにスカウトされ、海外へと活動の場を広げた。
2019年にはエリートクラスで全日本選手権優勝。2021年には日本人初の「UCI BMXスーパークロスワールドカップ」男子U23シリーズチャンピオンに輝くなど、数々の実績を持つトップアスリートだ。
2023年のアジア競技大会でも優勝を果たし、2024年にも全日本自転車競技選手権で優勝。国内外の主要大会で常に結果を出し続ける日本BMX界のエース的存在だ。
ビーズインターナショナル、アスリート支援でストリートカルチャーを牽引
中井選手が所属する株式会社ビーズインターナショナルは、XLARGEやX-girlといった人気ストリートファッションブランドを展開。ファッションだけでなくスポーツを含む多岐にわたる分野でストリートカルチャーを発信している。
同社は、今後もアスリートが最大限に実力を発揮できる環境づくりを続ける意向。中井選手をはじめ所属アスリートの活躍はストリートカルチャーのさらなる発展に貢献していくことだろう。

プロフィール:中井飛馬(なかい・あすま)
- 生年月日: 2000年6月24日
- 出身地: 新潟県
- 経歴:
- 2019年 全日本選手権 エリート 優勝
- 2021年 UCI BMX スーパークロスワールドカップ 男子U23カテゴリー シリーズランキング 1位
- 2023年 第19回アジア競技大会 優勝
- 2024年 第41回全日本自転車競技選手権 優勝
- 2025年 TOYO TIRES Downtown BMX 2025 優勝
- Instagram: @asuma_nakai
記事/まるスポ編集部