
2日、後楽園ホールで佐々木大輔20周年記念興行「CHARISMANIAxMANIAxMANIA supported by HEAD PHONES PRESIDENT」が開催。DAMNATION T.Aの岡谷英樹が、“デスマッチのカリスマ”葛西純とハードコアマッチで激突した。
岡谷英樹 、 KING OF DDT準決勝で“ウゼェ――存在”KANONと因縁の対決へ
6.18新宿でのハードコアマッチで木高イサミに惜敗を喫した岡谷。この日も獰猛なファイトを見せつける。

アコースティックギターを抱えて入場した葛西に、岡谷は開始早々奇襲を仕掛け、観客席に投げつけてペースを奪おうと試みる。しかし、リング内は葛西ワールド。葛西はパイプ椅子を設置し「ヘイ、ヤングボーイ座れ」と指示。さらに「お前何歳だ?俺51歳、遠慮なくぶん殴ってこい!」と岡谷を挑発し、自らが用意したPCキーボードを手に互いに脳天を叩きつけ合う。
岡谷はラダー上へのボディスラムを狙うも、葛西に体勢を入れ替えられ逆に叩きつけられる。葛西は場外にテーブルを設置すると、仰向けになった岡谷めがけてコーナートップからパールハーバースプラッシュを敢行。会場は一気に「葛西コール」に包まれペースを掌握する。

葛西は壊れたテーブルの破片で岡谷を殴打。しかし、ここで岡谷が葛西が持参したアコースティックギターを奪い返し叩きつけ、反撃の狼煙を上げる。
葛西は「息子がお世話になってま――す!」と、8月30日に息子・陽向がDDTプロレスからデビューし世話になっていることに感謝を述べながら、串刺しラリアット。無造作にリング中央にパイプ椅子を集積した葛西は、その上へ岡谷をボディスラムで叩きつける。そしてパールハーバースプラッシュを狙った瞬間、岡谷がコーナートップへ駆け上がり雪崩式ダブルアームスープレックスで投げ返す猛反撃!さらに串刺し式クレイモアを繰り出すが、葛西はこれをカウント2で返す。

「岡谷、刺激をくれ――」と叫んだ葛西は、岡谷をラダーの上に誘い出し、竹串の束を頭上に突き刺すという残虐行為。続くパールハーバースプラッシュも岡谷は執念でカウント2で跳ね返す。だが、最後は追いすがる岡谷を、必殺のクロスアーム式スティミュレイションで仕留め、激戦に終止符を打った。
試合後、岡谷は憔悴した表情の中に猛る闘志を覗かせ「葛西純、久々にハードコアでたぎったよ。次はオマエに中指立てさせてやるからな。覚悟しとけ!」とリベンジを誓った。
一方、勝利した葛西は「とんでもねぇ若いヤツ(岡谷)が育ってるじゃねぇか。葛西純51歳、まだまだ老け込む気はねえ!DDT、俺っちの息子がお世話になってるんだから、俺っちのこともお世話してくれよ。今日の岡谷みたいな元気でイキの良い奴と当ててくれ!」と捲し立て、DDTプロレスへの再侵攻を強烈に示唆しながら控え室へ消えていった。
記事/まるスポ編集部