
メガネブランド『Zoff(ゾフ)』を運営する株式会社インターメスティックは、ブランドアンバサダーを務めるフェンシング日本代表・江村美咲選手を迎え、特別授業を東京都調布市立八雲台小学校で開催。子どもたちのデジタルデバイス接触時間増加や紫外線対策意識の高まりを受け、目の健康をサポートする「メガネのZoff出張授業」と江村選手による講演を合わせた初の試みとなった。

驚きと知的好奇心
授業は小学6年生を対象に、スポーツの魅力と目の健康の大切さを複合的に伝えた。生物の目の進化から目の大切さを学ぶクイズで幕を開けた。「シロナガスクジラとダイオウイカはどちらの目が大きいか」という問いには、児童から体の大きさに着目した意見や、餌を探す必要性に着目した意見が飛び交うなど、真剣に回答する姿がみられた。江村選手も授業に参加し、「今まで目が良くて得した経験は?」という質問に対し、「乱視はあるが視力矯正不要なため、裸眼で競技ができるのが得」とプロアスリートらしい視点での回答を披露した。また江村選手は講演で、競技の説明や魅力に加え瞬発力や視力が不可欠なフェンシングにおいて目の健康を保つことが大切であると強調。機敏な試合動画を観た児童から驚きの声が上がり競技への興味が深まった。目の緊張をやわらげる「アイケア体操」を江村選手と共に実践し、終始楽しく目の健康について考える時間となった。

メダルに大歓声 防具の感触とフットワーク体験
授業質疑応答の時間では、「剣は当たると痛いか」などの質問が多数上がり、小学生ならではの好奇心を満たす回答に会場は盛り上がりを見せる。その後、江村選手がマスク、ジャケット、サーブル剣、そして銅メダルを持参し、ふれあい体験を実施。本物のメダルを持ち上げると「おー!!」と歓声が上がり、「想像より重たい」「ピカピカ光ってる」と興奮した様子。
クライマックスは、江村選手が見本を見せるフットワーク体験。児童は初めてのフェンシング特有の動きに苦戦するも、徐々にコツを掴み元気な掛け声とともに挑戦。トップアスリートとの直接的な交流が競技への関心と運動への意欲を高める結果となった。

江村選手「子どもたちのキラキラした目に元気をもらう」
授業後、江村選手は「道具やメダルに大きな反応をもらえた。フェンシングの魅力を伝える大切さを再認識した」と感想を述べるた。何よりも「子どもたちの笑顔やキラキラした目に私自身がたくさん元気をもらった」と、貴重な時間への感謝を強調。学校側も「目を大切にすることは、将来の可能性を広げることにつながる」と、本授業の教育的価値を高く評価した。
今回の特別授業を通じ、児童は「スポーツを通じた努力を重ねること」と「目の健康の大切さ」を深く学習。Zoffは、今後もスポーツを通じた学びの機会を提供し、地域の子どもたちの健全な成長を支援していく方針だ。
記事/まるスポ編集部