2年ぶり12回目の開催となったCATCH THE WAVE 2021。第5戦目となる6.29蕨大会。コンプライアンス・ブロックの最終戦、門倉凛、ハイビスカスみぃともにブロック優勝の可能性を残している。門倉は引き分け以上で優勝。みぃは勝利することが絶対条件。
コンプライアンス・ブロック公式戦(15分1本勝負)
門倉凛(3点)vs ハイビスカスみぃ(2点)
みぃは私服姿で入場、ざわつく会場。門倉は桃野美桜と組み6.27仙女新潟大会で橋本千紘・優宇が持つセンダイガールズワールドタッグを奪取。WAVE認定タッグ王座と合わせ二冠王者。門倉は、そのベルトを巻いて入場。

門倉はみぃの姿を見て「なんで私服なんですか?」と疑問を投げかける。
みぃ「話せば長くなるんですけど、ちょっとお時間よろしいですか?前回、前々回と私、忘れモノがメチャクチャ多くてごっつ怒られたんです。キャリア20年もなるのにまだ怒られるのか、と…どうしようかなと思って、いろいろ考えた結果…コスチュームを着るという概念を捨てまして。そうなると、私さえいれば正解なので、これでなんの不安もなくリーグ戦優勝することだけに集中できます!ただ私ホンマにこれで大阪から来て、このまま帰るんのであんまり(服を)汚したり、汗かいたりしたくないのがありまして、そこで相談なんですけど、あのちょっと腕相撲で…」と、そこで門倉の顔面蹴りがみぃに炸裂。

ドロップキック、ボディスラム3連発。みぃの私服を汚しにかかる門倉。門倉の攻撃に「来いよ!」と挑発するみぃ。門倉はフォアアームを叩き込みロープに走ると、これまでの蓄積されたダメージで倒れるみぃ。恐竜並みの神経の持ち主である。
ここでセコンドについていた乱丸が「作戦Aのやつ!」と大声で指示。すると…

みぃは「いたたたっ…」と突然腹痛を訴える。
みぃ「ここでドロップキックとかされたら、私負けちゃうかもしれない。どうしよー!ドロップキックだけはしないで。走ってドロップキックだけはしないで…」

門倉は躊躇しつつロープに走る。乱丸は門倉の足を摑み倒れさせる。みぃは倒れた門倉にサマーソルトドロップ。だが当たっていない。門倉にダメージを与えないままフォールに入るみぃ、カウント2。
コーナーに登り…何もせず降りるみぃ。待っていた門倉はトラースキック、グラウンド卍固め。

5分経過、みぃは門倉の胸を鷲掴み、首固め、カウント2。コーナーに追い詰められたみぃは「お前、梅咲遥の方が(胸が)大きかったからね」と余計な一言。怒った門倉、怒涛のストンピングとキックがみぃを襲う。そしてキャノンボールの体勢。

みぃ「ちょっと待って。私の話を聞いてください。あなた、いま怒ってるでしょ?『大事なキャッチのリーグ戦をふざけやがって』と思ってるでしょ。まだね、若いアナタにはわからないかもしれないけど、私はふざけてなんかいません!つねに真剣です!御年36歳キャリア20年、こう見えてプロレスだけで飯食っています(観客拍手)。いままで辛いこと、悲しいこと、たくさんありました。落ち込んだりもしたけど、私は元気です!それでは聞いてください。一日に…」みぃ劇場に終止符を打つように門倉がキャノンボール。

そしてダブルリスト・アームサルトはカウント2。すかさずコーナーに登る門倉。しかし反対のコーナーに行き距離をとるみぃ。セコンドの乱丸が「飛べ、飛べよ」とけしかける。
