青柳晃洋がヤクルト移籍後初登板も4失点で敗戦投手に 7月末に救世主として入団するも、初回から崩れ8四死球と制球を乱す

ヤクルト入団後初登板は苦しい投球となった青柳(画像はイメージ)

フィリーズ傘下2Aからヤクルトに入団した青柳晃洋投手が、ついに日本復帰初登板を果たした。

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15日の広島戦(マツダ)に先発投手としてマウンドに上がるも、初回から4連打を浴びるなどいきなり4失点。その後追加点を許さず持ち直したが制球が定まらず、4回86球を投げ4安打8四死球で降板し敗戦投手となった。

試合後には「自分のパフォーマンスとしては最低だった」とコメント。最下位に低迷しているチームにとって、来季に向けた希望の光とはならなかった。

青柳は昨年まで阪神でプレーし、21年と22年に2年連続で最多勝のタイトル、21年には東京五輪の日本代表として金メダルを獲得した。

しかし、チームが日本一に輝いた翌23年から成績が下降。昨年は12試合登板で2勝に終わりながらも、ポスティングシステムで夢であるMLB挑戦を果たしていた。

挑戦時から「そんなに甘くないですし。僕はここ2年、自分の中でも日本でも活躍していないことはわかっている」と覚悟を持って臨んだ今季は、フィリーズとマイナー契約を締結した。

3Aで開幕後さらに2Aに降格するなどマイナーでも結果を残すことはできなかった青柳。

23試合で1勝3敗で防御率7.22に終わり自由契約となった後、同じセ・リーグのヤクルトへの入団が決まり、低迷するチームの起爆剤として期待がかけられた。

なお、この際にはポスティングシステムにおける問題提起が再燃していた。

同システムでMLBへ移籍してから日本球界復帰するケースにおいては、FA権を持たずに同一リーグのライバルチームに大型契約で移籍したことが続いたことから、各所から問題提起がなされていた。

特に近年は23年の有原航平そして今季は上沢直之がソフトバンクに入団する流れが続いており、特に昨オフ上沢が4年総額10億円プラス出来高払いの大型契約で入団してからは、批判的な声が相次いでいる。

青柳は大型契約ではないことや、阪神の戦力が充実していることから上記と比較して少ないものの、FA権未取得という点では同様の事例であったため、ネット上では制度に対して問題を指摘する声が挙がっていた。

グラウンドでの話に戻すと、髙津臣吾監督は「次回楽しみにしています」とチャンスを与えることを名言。

青柳も「次があれば頑張っていきたいです」と次の登板を見据えており、退任が決定した指揮官に1つでも白星をプレゼントしようと意気込んでいる。

記事/まるスポ編集部

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