
8日ノア後楽園ホール大会に新日本プロレスの高橋ヒロムが登場し、王者YO-HEYの持つGHCジュニアヘビー級王座に挑戦。激闘を制して第59代王者となった。
高橋ヒロム、KUSHIDAに雪辱を果たし白星発進。試合後のやり取りを回顧「組んじゃったかも?」
7月の後楽園ホール大会でヒロムがYO-HEYへ挑戦表明したことから始まった因縁のカード。当初は8.11川崎大会で王座戦が予定されていたが、YO-HEYの負傷により復帰を待って改めて実現した。
ゴングと同時に激突すると、ヒロムがショルダータックルやヒロムちゃんボンバーで先制。場外でも鉄柵攻撃やミサイルキックで優位を握った。だが、YO-HEYも怒涛のドロップキックやトペ・コンヒーロで応戦し、会場を大きく沸かせる。
中盤は一進一退の攻防。ヒロムが大中西ジャーマンで流れを引き寄せれば、YO-HEYもカサドーラからのブルドッギングヘッドロックで反撃。続く両者のチョップ合戦に観客の歓声が響き渡る。
試合終盤、カナディアンデストロイヤーから猛攻を仕掛けたYO-HEYだったが、最後はヒロムがドロップキックをキャッチしてTIME BOMBⅡへとつなぎ、3カウントを奪った。
試合後、マイクを握ったヒロムはYO-HEYのセコンド陣(小峠篤司、小田嶋大樹、宮脇純太)を挑発し、会場をブーイングに包ませる。さらにリングにEitaが登場し、”NOAHジュニアの顔”としてヒロムへの挑戦を表明。これにヒロムは「新日ジュニアの顔が堪能してあげましょうか」と不敵な笑みを浮かべ、両者の対決ムードは早くも高まった。
最後にヒロムは「NOAHジュニアを盛り上げるのはこの俺だーッ!」と叫び、会場を後にした。GHCジュニアの新王者となった高橋ヒロムの存在がNOAHジュニア戦線に今後の大きな波紋を広げることは間違いない。
記事/ミライカ