【新日本G1】EVILに敗れた棚橋は最後のG1を回顧「出て良かった」

プロレス人生最後のG1 CLIMAX公式戦が終了した棚橋弘至

8月10日、新日本プロレス『G1クライマックス35』群馬大会が開催され、Aブロック公式戦・棚橋弘至(4勝4敗)とEVIL(5勝3敗)が激突。

EVILが反則なし宣言!? 棚橋との前哨戦で「正々堂々、勝負しようじゃねえか!」

8日横浜大会で前哨戦が行われ、EVILは「正々堂々戦おう」と語ったが、結果的にディック東郷やドン・ファレの介入があり、最後はEVILが棚橋から3カウントを奪い、6勝3敗(12点)でAブロック1位通過を果たした。

敗れた棚橋は「人生最後のG1 CLIMAX公式戦が、この終わり方は悔しいな。そうか、俺の人生でG1 CLIMAXに出ることはないのか」と語り、最後のG1を振り返った。「結果は振るわなかったけど、わがまま言ったかもしれないけど、今はG1出て良かったと思っています」と充実感を滲ませた。

2年ぶり23度目のG1 CLIMAXを終えた棚橋弘至

さらに棚橋は、「新日本の選手になったなら、G1 CLIMAXを目指して欲しい。G1 CLIMAX優勝を目指して欲しい。同じくIWGP世界ヘビーも目指して欲しい。そこに切磋琢磨がある。新日本はこれからも続いていきますから!」と後進に熱いエールを送った。

棚橋は2年ぶり23度目の出場であり、2007、2015、2018年と3度の優勝経験を持つ。来年1月4日に引退を控え、必ずしも万全な状態ではなかったかもしれない。しかし、今年のG1公式戦でメインイベントに勝利した際には、疲労困憊の状態でもエアギターを披露し、リングサイドを訪れて相手選手のファンとさえハイタッチを交わし、観客を笑顔にしたその姿は、多くの人々の心に深く刻まれた。

記事/まるスポ編集部

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