
19日、新日本プロレス「NEW JAPAN ROAD in ISHIKARI ~タイチ凱旋興行~」が北海道・石狩市立花川南中学校で開催され、地元出身で母校のOBでもあるタイチが、上村優也&TAKAみちのくとタッグを組み、ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)のSANADA&DOUKI&金丸義信と対戦した。
タイチが語る#1 過酷すぎた高校生活と“40万円の財布紛失”が導いた運命の転機
試合前、DOUKIが持参したSHOからのメッセージをリングアナが代読。「石狩のようなクソしょぼいド田舎はNGです。行ったところで、どうせ無観客やろ。(中略)石狩なんかはタイチ、TAKA、上村の田舎者トリオの墓場にするくらいがちょうどええわ。そういうことよ、格が違うんじゃ」と煽る。
場内大ブーイングの中、試合は開始直後から場外戦に突入。DOUKIの奇襲でタイチが鉄パイプやチョーク攻撃を受けるも、場内の「レッツゴー!タイチ!」コールに後押しされ打撃のコンビネーションで反撃。タイチ組の連携でDOUKIを追い詰めると、上村やTAKAもSANADA、金丸に立ち向かう。途中、EVILとディック東郷が介入し、棚橋弘至とエル・デスペラードが救出に入る大乱戦の末、最後はタイチがブラックメフィストで金丸から3カウントを奪取。地元凱旋戦を勝利で飾った。
試合後、タイチはマイクを握り「こんな温かい興行、オレいま23年やってますけど、本当に初めてです!」と感極まりつつ、「30年前、中学生のときにプロレスラーに憧れ、この体育館や廊下、教室、グラウンドで毎日プロレスごっこをしていました。だから、ここがオレの原点です。何の取り柄もなかったオレでも、こうして夢を叶えて、こうやって立って、この興行を成功させた。皆さんも自分に自信を持ち、唯一無二の自分を目指して、人生に悔いのないよう生きていきましょう。このオレを見て何か感じてもらえたら嬉しいです」と熱いメッセージを送った。
さらに本隊メンバーの棚橋、デスペラード、永田裕志、小島聡もリングに登場。棚橋は今日が現役最後の北海道での試合であることをファンに報告した。
最後にタイチは「心からの言葉を皆さんに伝えます。本当に今日は心の底からありがとうございました!!」と締めくくり、場内は拍手と大きな「タイチ」コールに包まれた。
記事/ミライカ