【新日本G1】海野翔太、苦悩を乗り越えた大勝利!竹下幸之介との激闘制し首位争いへ

8月8日、新日本プロレス『G1クライマックス35』横浜武道館大会が開催。メインイベントにて、Bブロック公式戦・海野翔太vs KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)が対決した。両者はこれが初シングル。前日の前哨戦ではTAKESHITAが場外で垂直落下式ブレーンバスターを海野に放つなど遺恨も深く、激しい一戦が予想された。

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また大会前の公開会見で海野は「(TAKESHITAは)新日本所属になって1回も巡業を回ってない。NJPW WORLDの配信がない会場にも訪れてない。だからTAKESHITAさんにだけは負けたくない」と挑発。これにTAKESHITAは「スケールが小っちぇわ。俺は確かに新日本プロレス愛では劣るかもしれない。でもプロレス愛は誰よりも強い」と一蹴し、火花を散らした。

TAKESHITAのワガママをがっちりキャッチした海野翔太

試合は、TAKESHITAが左腕を狙いハンマーロック。これを海野がグラウンドに引き込みインディアンデスロックで捕獲するなど、序盤から技術戦に。TAKESHITAはチンロックやキャメルクラッチで海野を攻め、中盤は前日同様、垂直落下式ブレーンバスターで場外の硬いフロア上に叩きつけた。だが海野も執拗にTAKESHITAの右足を攻め、STFやドラゴンスクリューで反撃した。

終盤はラリアットやエルボー合戦を繰り広げ、両者一歩も引かない攻防が続いたが、最後は海野が渾身のSecond Chapterを決め、3カウントを奪取。これにより海野は勝ち点を10に伸ばし、TAKESHITA(5勝3敗=10点)と並んだ。

TAKESHITAを倒し5勝3敗となった海野翔太

試合後、海野は「どこの団体出身でも関係ない。まだ日本の知らない地域にもプロレスを好きになって応援してくれる人がいる。その人たちに恩返しするのがプロレスラーの役割だ」と語った。

また、今年1月4日東京ドームでのIWGP王座戦敗北後の苦しい時期を振り返り、「ファンの応援に支えられて今の自分がある。これからもプロレスを日本中全国に広め、夢や希望を届けたい」と決意を示した。

この日の試合の結果、Bブロックは12点(6勝2敗)でザック・セイバーJr.が単独首位に立った。続いて10点(5勝3敗)で海野翔太、KONOSUKE TAKESHITA、成田蓮が追走する展開。残る公式戦はあと1試合だ。

記事/ミライカ

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