【プロレスリングWAVE 旧姓・広田さくら(2)】「プロレスがやりたかった」自分の気持ちに正直になれました

――2005年にGAEA JAPANが解散になり、その後広田さんは一度引退されました。これはどうしてですか?

広田:引退ではなく「卒業」という感じですね。私が自由にプロレスをやらせてもらったのはGAEA JAPANのおかげでした。GAEAの中で「広田、調子乗って!」と言われても、GAEAという後ろ盾がなくなった上でやっていけるほど調子乗りではない自分がいました(苦笑)。

GAEAが解散した後、私はフリーで活動して「GAEAと同じパフォーマンスができるのか」と言われたら難しいと考えました。そこで一旦リングとは距離を置こうと思い「卒業」という形を取りました。

そしてもう一つ、私が本当に調子に乗って天狗になっているところがあり「プロレスでここまでやったから芸能界に行く!私だったら芸能界で引く手あまたでしょう。GAEAが解散で、私は芸能界に行かせて頂きます」という調子こきの私もいました(苦笑)。

――その後、芸能界に足を踏み入れていかがでしたか?

広田:3年間弱の間で、私の天狗の鼻という鼻を根こそぎ折られる経験を沢山積ませて頂きました。「どれだけ私がちっぽけなパフォーマーで、もっとすごい人たちが沢山いる」ということを知りました。

GAEA解散後、フリーで活動している植松寿絵さんや永島千佳世さん、加藤園子さんの努力の方がよっぽどすごかった。自分の小ささというか、自分と向き合うことができなかった。この3年間で初めて挫折を経験しました。それで「本当はプロレスがやりたかったでしょう?」という自分の気持ちに正直になれましたね。

――本当に大切な3年間でしたね。

広田:もしあの3年間がなければ、ここまでレスラーを続けていなかったですね。あのままフリーで活動していたら調子に乗ったまま3年間でプロレスを辞めていたと思います。
<(3)に続く>

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取材・文・編集/大楽 聡詞
写真提供/プロレスリングWAVE

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