【DDTプロレス 高尾蒼馬】弱いチャンピオンからベルトを獲り、ストレス発散する(前編)

5.4後楽園にてDDT UNIVERSAL王者 上野勇希に挑戦することが決まった高尾蒼馬。リング上でなかなか感情を爆発させない高尾が、久しぶりに苛立っている。その矛先はチャンピオンの上野。取材場所に現れた彼は、いら立つ気持ちを隠さず話し始めた。

高尾蒼馬(以下 高尾):なんだよ、お前ら。聞きたいことあるなら、さっさと聞けよ。今林(DDTゼネラルマネージャー)が同席する予定だったのに…あいつ居なくなりやがって。

――今林さんが不在ですが、はじめて宜しいでしょうか。

高尾:…(黙ってうなずく)

――高尾選手が、プロレスを知ったキッカケから教えて下さい。

高尾:めんどくせえな…(少し考え)9歳離れた兄貴がいて、毎週土曜の深夜に放送していたプロレスを録画し、日曜日の昼間見ていた。それをたまたま一緒に見始めたのがキッカケかな。

――それはどちらの団体ですか?

高尾:新日本プロレス。時期的には闘魂三銃士あたりかな。どの試合かは忘れたけど、グレートムタが血まみれになった記憶があるな…

――それは武藤敬司ではなくてグレートムタですか?

高尾:グレートムタだった。あとゲームとか…スーパーファイヤープロレスリングで遊んでいたかな。

――1990年代はプロレスゲーム、各メーカーから発売されていましたよね。ところで学生時代、スポーツはしていましたか?

高尾:バスケットボールと剣道。全くプロレスに関係のないことをしていた。小学や中学の頃は、プロレスごっこをしていたけどレスラーになるとは想像もしてなかったな。

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