かつて第24代KO-Dタッグ王座を共に戴冠した相棒、中澤マイケルのTシャツを着続ける松永
激動のペナントレース分析から一転、インタビュー後編ではいよいよDDTプロレスの未来を担う若手たちへと切り込みます。佐藤大地や稲畑誠己といった若手選手たちの目覚ましい台頭に、松永が送るプロとしての厳しくも温かいエールとは?【後編】(取材・文/大楽聡詞)
<前編はコチラ>
◼️DDTのリングに満ちる野心――若手”Dジェネ世代”へのエール
――ところで最近のDDTは若手選手の活動が目覚ましいですね。1年前はタイトル戦に絡んでいなかった若手選手が、チャンピオンベルトを巻いています。
松永:別に若いから無条件に良いというわけではないけれど、色々な選手にチャンスが巡る状況であるべきだと思います。
何年か前を振り返ると、決まったメンバーしかタイトル戦線に絡んでいないように見えた時期もありましたが、今は色々な選手にチャンスがあって素晴らしいことじゃないですか。
今、KO-D6人タッグ王者の、佐藤大地あたりがKO-D無差別級王座に挑戦して、ベルトを獲得したら面白いと思いますね。
佐藤大地「ベルトは遠い存在」KO-Dタッグ初挑戦で見えた現実。だが目標は揺るがない
――若手選手には、貪欲に上を狙ってほしいですね。
松永:どんどん野心を持ってほしいです。大地は恵まれた体格を持っていますが、ちょっと心が優しすぎる部分がある。「俺が、俺が」という前に出るタイプではないんですよね。でも、本人の心の中では「俺はカッコいいんだ」と思っているはずだから、それをプロレスのリングでどんどん証明してほしいですね。
――ポテンシャルは十二分にあると。
松永:体もデカいし、運動神経もあるし。泥臭くて本当に良いものを持っていますよ。
あとは最近入ってきた稲畑誠己だってそう。他の選手たちと比べて体がすごく恵まれているんだから、あとは本人の「やってやるぞ!」っていう強い意志次第じゃないですかね。
元JTO王者・稲畑誠己がDDT移籍――甲子園出場からプロレスの頂へ「狙うはKO-D無差別級」
――若手が台頭する一方、KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)選手や遠藤哲哉選手、飯野雄貴選手が他団体で活躍。「DDT」というブランドが外に向けて強く発信されています。
松永:今のDDTはいわゆるプロ野球の「ソフトバンク状態」というか(笑)。選手層が厚くて、他団体への参戦やトレード(レンタル移籍)のような形で外に出ても、みんなきっちり結果を残して帰ってくる。
飯野もNOAHでタッグリーグ戦を制しGHCタッグ王座も戴冠した。そういう意味では、プロレス業界全体を大いに活性化させているんじゃないかなと思います。
>>> 最近の松永のコンディションは…
