今季もファームでもがき苦しむ中日・根尾(写真はイメージ)
中日の根尾昂が、8年目の今季も未だ苦しい立場に置かれている。
根尾昂、血の滲む努力が結実したプロ初勝利!延長11回の激闘を制し連敗ストップ
今季は開幕一軍入りを果たし、中継ぎとして9試合に登板。しかし4試合連続で失点を喫するなど結果を残せず、防御率5.00で5月4日に二軍降格となって以降ファーム暮らしが続く。
そのファームでの登板でも苦戦が続いているのが現状である。ウエスタン・リーグでは7月5日時点で11試合に登板するも、防御率は4.82。
直近ではファーム交流戦の西武戦(ナゴヤ球場)で6回からマウンドに上がったが、1回もたず4失点と炎上し結果を残すことはできなかった。
一軍再昇格へ向けてアピールしたい状況だが、首脳陣へ強いインパクトを与えられているとは言い難い。
大阪桐蔭高校では17年春・18年の春夏連覇と3度の全国制覇を達成し、同年ドラフト会議では4球団競合の末に中日へ入団。
「打って、守って、投げられる」高校球界屈指のスター、そして岐阜出身であることから地元のスター候補として大きな期待を背負ってプロの世界へ飛び込んだ。
プロ入り後は内野手としてスタートしたが、一軍では定位置をつかめず、外野にも挑戦。打撃でも思うような結果を残せない日々が続いた。
転機となったのが22年だった。シーズン途中に当時の立浪和義監督が投手転向を決断する。野手として培った強肩を生かす新たな挑戦が始まると、同年10月にはプロ初先発も経験。
150キロを超えるストレートを武器にここでも将来を期待され、25試合に登板した。
しかし、翌年から一軍での登板数を大きく減らし23年は2試合、24年は3試合。そして井上一樹監督となった昨季は背番号を「30」に変え臨むも、4試合で防御率は7.94に終わる。
指揮官からは昨年の抹消時に「最初はよかったけど2回目3回目はダメでしただと、今の立ち位置にさえいられなくなるよ」と危機感を煽られていた。
今季は侍ジャパンのサポートメンバーで好投を見せるなど開幕一軍こそ勝ち取ったものの、上述の通り調子は続かずまたもやファーム落ち。二軍のマウンドが定位置から離れられずにいる。
“スター候補”として期待され続けてもう8年、今年で26歳となった。投手転向からも5年目に入り、かつて「大谷翔平以来の二刀流」「地元のスター候補」と注目を集めた逸材は、まだ一軍に上がれる見込みは立っていない。
投手として歩み始めたキャリアを実らせるためにも、必要なのは一軍のマウンドで結果を積み重ねること。その日は、まだ先になりそうだ。
記事/まるスポ編集部
