6試合白星なしで防御率は5点台に(写真はイメージ)
“令和の怪物”が、またもや苦境に立たされている。佐々木朗希の失速が止まらない。
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現地7月2日(日本時間3日)のパドレス戦では先発した佐々木は3回7安打6失点。3本塁打を浴び7本は全て長打となり、今季最短KOとなった。これで6試合連続で白星なしで防御率も5.40まで悪化。昨季ポストシーズンでリリーフながら見せた力は影を潜めている。
苦戦の原因とされるのがストレートの質。
日本時代は160km/mを超える速球と鋭く落ちるフォークで打者を圧倒した。しかしメジャー移籍後は球速表示ほどの威力がなく、むしろ打者にとっては狙いやすい球になっている。今回のパドレス戦でも打者たちは迷いなく振ってきた。
試合後デーブ・ロバーツ監督は「彼らは朗希の投げる球すべてに合っていた。それも全部だ」と語り、踏み込んだ評価を口にした。さらに「球種がバレていた可能性もある。これから徹底的に分析する」と、佐々木の癖を見破られている可能性を示唆した。
ただ、その一方でロバーツ監督はこうも語っている。
「自信を失わないでほしい。次回も先発させる」と起用を明言。現在ナ・リーグ西地区では2位のパドレスに15ゲーム差近く離し独走状態なだけに、まだ余裕を見せた。
そもそも佐々木のメジャー移籍には、ポスティング制度を巡る議論がつきまとっていた。日本で十分な実績を積み切らないままの渡米。規定投球回到達もなく、シーズンを通して先発ローテを守り抜いた経験も皆無。それでも本人の強い希望を受け、ロッテ側が折れて送り出した経緯がある。
チームメイトの大谷翔平や山本由伸がチームを日本一に導いてからの移籍だっただけに、何度も比較され批判を浴びた。
当時からあった「早すぎる」という声。その懸念が、いまもまだ結果という形で残っている。
癖についてはバッテリーを組んだラッシングが「気になった点はない」としながらも、「今後のために分析すれば、彼らがボールをどう感じていたか手かがりになる」ともコメント。
翌日から映像で解析などをしているそうで、指揮官も「今取り組んでいるところだ」と語る。
未だメジャーで壁を破れない令和の怪物はアメリカで本物になるのか。それとも、才能だけでは越えられない壁にぶつかるのか。いま、その分岐点に立っている。
記事/まるスポ編集部
