試合前に三木肇監督の休養が発表され、激震のなかで塩川達也監督代行の初陣を迎えた楽天だが0−7で大敗(写真はイメージ)
【楽天 0-7 巨人】(6月10日・楽天モバイル最強パーク宮城)
セ・パ交流戦で上位浮上を狙う楽天は10日、本拠地に巨人を迎えての第2戦に臨んだ。試合前に三木肇監督の休養が発表され、塩川達也ヘッドコーチが監督代行として指揮を執る大激震のなかでの緒戦となったが、チームの反転攻勢への願いも虚しく、投打に精彩を欠く泥沼の展開で0対7の完敗を喫した。
3度の二軍落ちで未勝利の楽天・前田健太 首脳陣による“慎重起用”の中、古巣戦で復帰の可能性も
これでチームは5連敗となり、シーズンわずか59試合目で早くも自力優勝の可能性が消滅する厳しい現実に直面している
異例となる巨人の橋上監督代行との“代行監督対決”となったこの一戦、新指揮官の初陣は立ち上がりから不穏な空気に包まれる。
1回表、先発の古謝樹は先頭の浦田俊輔に死球を与えると、盗塁と内野ゴロの間に一死3塁のピンチを背負う。ここで古謝が治療のために一度ベンチへ下がるアクシデントが発生。治療後にマウンドへ戻り、内野ゴロの間に1点を先制されながらもなんとか1回を投げ切ったが、コンディション不良によりわずか1イニングでの緊急降板を余儀なくされる。
2回からマウンドに上がった2番手の藤原聡大は、3回に無死3塁から佐々木に左前適時打を浴びて追加点を許す。さらに4回からは3番手として柴田がマウンドへ向かったが、バッテリーのミスであるパスボールが絡んで失点を重ね、序盤で3点差に広げられる苦しい展開が続いた。
反撃を試みたい楽天打線だったが、巨人先発のエース・戸郷翔征の前に完全に沈黙。切れ味鋭い変化球と力のある直球に手も足も出ず、14個の三振を奪われるなどホームを踏むどころか、チャンスらしい好機すら作らせてもらえない。
終盤の7回表には2本のタイムリーヒットと手痛いパスボールで一挙に3点を失い、8回表には4番ダルベックに左中間へのソロホームランを浴びて万事休した。最終的にわずか5安打に抑え込まれ、戸郷に今季初完封勝利を献上する完敗となった。
この悲惨な試合内容に対し、SNS上ではファンからの悲痛な声や厳しい意見が飛び交った。試合直後から「監督交代の初戦だからこそ意地を見せてほしかったのに、これではあまりにも寂しすぎる」と、チームの覇気のなさを嘆く投稿が相次いだ。
また、わずか1回で降板した先発の古謝に対しては「怪我の状態がとにかく心配、これ以上の離脱者は勘弁してほしい」と体調を思いやる声が目立つ一方で、「いくら緊急事態とはいえ、バッテリーエラーでの失点や、中盤以降の集中力を欠いた失点は見ていて辛い」と守備陣のミスを厳しく指弾するSNSの反応も多く見られた。
さらに、59試合目での自力優勝消滅という決定打には「まだ6月なのに早くも終戦ムードなのか」「ここから塩川監督代行がどう立て直すのか、フロントも含めて覚悟を見せてほしい」と、チームの未来を不安視しつつも、ここからの巻き返しを必死に願うファンの複雑な胸中がタイムラインを埋め尽くした。
記事/ひろしお
編集/まるスポ編集部
