五輪4大会、日本女子最多10個のメダルを獲得した高木美帆が引退を決断(※写真はイメージです)
スピードスケート女子の高木美帆(31)が4日、自身のInstagramを更新し、今シーズン限りでの現役引退を表明した。
15歳でバンクーバー五輪に初出場してから16年。彼女の歩みは、常に自分自身との戦いだった。
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最大の転機は、2014年ソチ五輪での落選というどん底の経験だ。そこから這い上がった強さを見せた2018年平昌五輪では、1500mで日本スピードスケート女子個人として初となる銀メダルを獲得。さらに1000mで銅、団体パシュートで金メダルに輝いた。
2022年北京五輪では過酷なスケジュールの中、5種目に出場。1000mで金メダルを獲得した際には、「やっと、みんなに『ありがとう』って言える」と涙ながらに語り、多くのファンの胸を打った。先月のミラノ・コルティナ五輪を含め、計4大会に出場。日本女子最多となる計10個のメダルを獲得し、日本スケート界に不滅の金字塔を打ち立てた。
引退の理由について高木選手は、「もし最後になるならば、私のスケート人生の一区切りとなる瞬間を、ここまで応援してくださった皆さんとともに迎えたい」と綴った。集大成となる大会を前に発表に至った想いからは、ファンへの深い誠実さがうかがえる。
SNSでは「寂しいけれど、お疲れ様と言いたい」「最後は笑顔で滑りきってほしい」と、引退を惜しみつつも、その功績を称える声が溢れている。
高木選手は、今週末にオランダで開催される『世界オールラウンド選手権』を競技人生のラストランとする意向だ。氷上の哲学者とも称された稀代のオールラウンダー。その最後の滑りに、世界中から熱い視線が注がれている。
記事/ミミ
編集/まるスポ編集部
