キャンプイン前、藤浪はあの“161球事件”について本音を語っていた(写真はイメージ)
DeNAの藤浪晋太郎投手はキャンプで順調に調整が進んでいる模様。9日に4度目のブルペンに入り50球を投げ、第3クールの練習試合での登板を示唆した。
DeNA・藤浪晋太郎 相手スタメンが全員左打者で「勝手に嫌がる分には好きなだけ嫌がってください」と集中も、中日首脳陣は不安と憤りも露に
昨季はメジャー復帰を目指しマリナーズ傘下の3Aタコマで開幕を迎えたが、2勝1敗4ホールド・防御率5.79の成績に終わり6月中旬には自由契約に。
するとDeNAが獲得に名乗りを挙げ、7月に入団が決まった。イースタンでの調整登板を経て、8月17日の対中日戦(バンテリン)で日本球界復帰後初登板。
中日は藤浪の荒れ球を警戒し、主力の細川成也をも外す全員左打者をスタメンに並べる策を打って出た。
ただ、むしろ投げやすかったのか5回を投げ1失点のピッチングを見せ、試合後に問われた際は「勝手に嫌がる分には好きなだけ嫌がってください」と発言し、両軍に向けて物議を醸していた。
シーズンでは6試合に登板し1勝0敗、防御率3.43の成績で今季もDeNAと契約した。
藤浪はキャンプイン前、同級生で同期入団の北條史也氏の「JOH×ジョウチャンネル」に出演し、阪神時代やMLB時代について語っている。そこで今でも語り草となっている“161球”についても本音を吐露していた。
これは4年目の16年、7月8日の対広島13回戦(甲子園)でのこと。序盤から制球に苦しみ、味方のエラーも絡むなどで3回までに5失点を喫していた。それでも投げ続け、7回を終えた時点で131球。
流石に交代かと思われたが、当時の金本知憲監督は打順が回ってきた藤浪に代打を出さずになんとそのまま送り出した。球場が騒然とする中で藤浪はマウンドへ。結局最後まで投げ切り、最終的には161球にまでなっていた。
とりわけ厳しいとされるファンやOB、さらには海外メディアまで批判する中、指揮官は
「今日は何点取られようが、何球投げようが、最後まで投げさせるつもりだった」
「何回目かな。ストライクが入らず、取りにいって打たれた」
「責任は感じて欲しいし、感じないといけない」
と批判を受け付けず一刀両断していた。そのことについての話題に触れると、北条氏は「(金本監督なりの)愛だと思う」とフォローしたが、本人は「受け取る方には到底そうは思えないよ」と断言。さらに
「懲罰だし見せものやん。さらしもんやん。野手がエラーしてもそのまま出続けるのと話が違うから」と偽らざる本音を語った。
途中で最後まで投げる雰囲気を察したとして、内心では「試合で肘飛んで、肩飛んで俺が一生投げられなくなってたらどうしてたんやろとも思う」とも述べた。
金本氏を恨んでいるわけではないと前置きしながらも、「心境としては“何くそ”って感じでしたね」と語っていた藤浪。
キャンプでは球団のAI解析を使いながら課題の制球力の改善にも取り組んでおり、ファンから復活への期待も高まりつつある。
記事/まるスポ編集部
