国内FA宣言した楽天の辰己に未だオファーは来ず(画像はイメージ)
楽天からFA宣言した辰己涼介外野手。年の瀬も押し迫り、キャンプインまでもうすぐ1ヶ月になろうとしている中でも進展はない。
楽天・辰己涼介 ポスティング希望も叶わず国内FA権行使「諦めたわけではない」と将来的なメジャー挑戦も視野に
18年ドラフト1位で楽天に入団後、ルーキーイヤーからレギュラーを掴むと堅実な守備と走塁で出場機会を重ね、打撃でも昨季最多安打のタイトルを獲得するなどチームの主力を担ってきた。
23年・24年はゴールデングラブ賞に輝き、昨年は刺殺数397とNPB歴代最高をマークするなど、球界を代表する外野手である。
今オフはポスティングでのメジャー移籍を球団に要望していたが却下され、今月15日に申請期限は終了。最後まで承認を得られることはなく、今オフ挑戦の可能性は消滅していた。
しかし、その後国内FA権行使を表明。「野球がうまくなりたいとか、必要としてくれるチームがあるかとか、行使した上で考えたい」と明かした。
メジャーへの想いは「そこを諦めたわけではない」としており、その影響もあってか未だにオファーは届いていない。
野球評論家の高木豊氏は自身のYouTubeで「わがままさを感じる」と一蹴するなど、ファンやOBからの疑問の声が挙がっている。
辰己はこれまでグラウンド以外でも独特な言動で注目を集めることがしばしばあった。
特に打撃と守備でタイトルを獲得した昨シーズン終了後は、話題を数々呼んでいた。
NPBアワーズやゴールデングラブ賞で見せた型破りな服装で登場すると、
侍ジャパンの一員として出場したプレミア12では試合前に「優勝おめでとう」「負けたらピッチャー転向します」などといった発言が物議を醸した。
このオフはオファーを待ちつつ、2日間自衛隊の訓練に参加した様子をSNSでアップ。自主トレの一環で訪れたそうで、「本当のチームワークを肌で感じることができました」などと綴っている。
なお、石井一久GMは球団の想いとして「もちろん残ってもらいたいと思います」と語り、宣言残留を認めている。
残留か、オファーが来て移籍となるか。その決断の時間はそう長く残されていない。
記事/まるスポ編集部
