2026.1.4東京ドームの引退試合の相手がオカダカズチカに決定した棚橋弘至
8日、新日本プロレス・愛知・安城大会で「棚橋弘至ファイナルロード~継」として、1・4東京ドームで引退を迎える棚橋弘至が、同じ岐阜県大垣市出身で同じ中学校の後輩、そして“棚橋を倒すためにプロレスラーになった”と公言するYuto-Iceと初のシングルで激突した。
試合はIceが激しい打撃で襲いかかると、棚橋も容赦なくヘッドバットの連射で逆襲。“怖い棚橋”を見せつけながら膝攻めでIceを追い込んでいく。IceもAMBITIONやIce HIGHを決めるが、棚橋はスリングブレイドで切り返す。

終盤、棚橋のハイフライフローをIceが両膝で迎撃し、背後からのCruellaを炸裂。だが、棚橋は意表を突くラリアットから再びスリングブレイドへつなぎ、最後はハイフライフローを連発し大激闘に終止符を打った。
試合後、リングに崩れ落ちたIceへ棚橋が声をかけると、Iceは涙をこぼしながら退場。入場ゲート前で嗚咽するIceをタッグパートナーのOSKARが静かに支えた。

棚橋はエアギターを披露し「愛してまーす!」と会場を締めようとしたその瞬間、突然コインドロップの音が鳴り響く。場内が騒然とする中、流れ出したのは「RAINMAKER」。入場ゲートから姿を現したのはオカダ・カズチカだった。
オカダは外道を引き連れ堂々とリングインすると、「棚橋さん、引退おめでとうございます。そしてお疲れさまでした。2026年1月4日、よかったら僕がやりますよ。それまで疲れんじゃねえぞ、コノヤロー!」と宣言。

外道も、「レインメーカーが来た限りは、史上最高の引退試合になるぞ。なんでか分かるか? レェェェヴェルが違うんだよ、コノヤロー!」
と懐かしの口上を響かせ、場内は大拍手に包まれた。
ラストマッチの相手は、かつてのライバル・オカダ・カズチカに決定。新日本プロレスの歴史を築いてきた2人が、来年の1・4東京ドームで再び向き合う。棚橋の引退ロードはついに最後のカードが決まり、ファンの胸を熱くさせた。
