2日、プロレスの聖地・後楽園ホールにて佐々木大輔20周年記念興行「CHARISMANIAxMANIAxMANIA supported by HEAD PHONES PRESIDENT」が開催された。メインイベントでは、“カリスマ”佐々木大輔が新日本プロレスのエル・デスペラードと豪華タッグを結成。“大巨人”石川修司&アントーニオ本多(アントン)組と激突した。

佐々木はオープニングアクトで自身がボーカルを務める「CHANNEL D」のライブを行い、会場を熱狂させた後、メインではVanishingの生演奏する入場曲「helvetti」に乗せ、ガイコツのマスクをまとい、20周年のリングに登場。
試合は、左肋骨骨折から約1ヶ月で強行復帰した佐々木とアントンでスタート。グラウンドの攻防から、アントンはローキックで佐々木を崩すなど独特のペースで試合を展開。

デスペラードがリングインすると195cm130kgの“大巨人”石川の厚い胸板にエルボーを叩き込むが、石川は微動だにせず、デスペラードを跳ね返す圧倒的なパワーを見せつける。石川は復帰直後の佐々木を捕まえると、容赦なく脇腹を踏みつける。
場外へプランチャを試み転倒したアントンが「もうダメだ、引退だ!マジでギブアップする5秒前だ!」と叫び、「俺の最後のごんぎつねだ」と唐突な物語を話し始めるというアントンワールドを展開。

試合中盤、デスペラードがアントンの足をマフラーホールドで締め上げるが、アントンは辛うじてロープブレイク。アントンはドラゴンスクリューから“シャイニングごんぎつね”というダーティーな一撃をデスペラードに浴びせ、一気に追い詰める。
一方、佐々木は石川をクロスフェースロックで締め上げるが、石川はパワーで持ち上げてサイドスラム、さらにランニングニーと猛攻をかけ、佐々木がカウント2で返す緊迫した展開が続く。

20分が経過し、試合は最高潮へ。アントンが佐々木を捕らえ、必殺の卍固め。完璧に極まったかに見えたが、デスペラードがカットインし、アントンにピンチェ・ロコを炸裂させる。佐々木はペディグリーからダイビングエルボードロップを降下しフォールするも、これは石川が阻止。
最後は佐々木がアントンにミスティコ式クロスオーバーフェースロックをガッチリと極めると、アントンはたまらずギブアップ。佐々木大輔が20周年興行のメインイベントを自らの勝利で締めくくった。
