
28日、新日本プロレス・神戸大会にてIWGPタッグ王座戦が行われ、王者・石井智宏&タイチに、海外武者修行から凱旋した“K.O.B”のYuto-Ice&OSKARが挑戦した。
試合は序盤から石井とIceが激しい打撃戦を展開。石井の逆水平チョップに対し、Iceも顔面蹴りやミドルキックの連打。OSKARとの連携でタイチを分断し、王者組を追い込んでいく。

中盤は石井のジャーマン、タイチの聖帝十字陵などで巻き返しを図るも、最後はOSKARのスリーパーからIceとの合体技“K.O.B”で石井を沈め、IWGPタッグ初戴冠を果たした。
試合後はさらなる展開。海野翔太&上村優也(Heat Storm)が花道に現れ、「おまえらケンカしたいんだろ? 俺と優也からケンカ売りに来たぜ」と次期挑戦を表明。Iceも「オメェらみてぇな“いい子ちゃん”がなに調子乗っとんや! やりてぇのか? いいよ、やってやるよ!」と即答し、両軍は額を突き合わせて一触即発となった。
バックステージでOSKARは「K.O.Bが食物連鎖の一番上にいるのだと皆に見せたんだ。タッグ戦線は俺たちのもの」と高らかに宣言。

Iceも「プロレスラーが一番ケンカが強ぇんだ。それだけは譲れねぇ。俺は、中坊の時に観たプロレスに対する衝撃、あれは忘れることができねぇんだ。アイツら2人(石井&タイチ)は確実に持ってる。いや、それ以上に感じられるな。マジでプロレスラーになれて良かった」と試合を振り返り熱い思いを語った。
石井とタイチが築いた牙城を打ち破ったK.O.B。次はHeat Stormとの新世代の対決。神戸から始まった物語は、どこまで広がっていくのか注目だ。
記事/ミライカ