
6月17日、後楽園ホールにて「Marigold Burning Desire 2025」が開催。メインイベントはマリーゴールド vs マーベラスの団体対抗戦。
抗争の発端は今年3月30日。当時ツインスター王座を保持していたマリーゴールドの高橋奈七永&山岡聖怜組が、マーベラスの彩羽匠&暁千華組の挑戦を受け、山岡が暁に勝利したことだった。

以来、両団体の因縁は深まり、これまでの団体対抗戦では強敵・彩羽匠に苦戦を強いられてきた。今大会ではマーベラス彩羽匠&彩芽蒼空&暁千華を、林下詩美&岩谷麻優&山岡聖怜が迎え撃つ。
試合は、山岡と暁が激しくやり合う。彩羽、彩芽も続いて山岡を攻めていく。彩芽は岩谷の衣装の尻尾をちぎると「(マリーゴールドの)ペーペー」と煽る。スイッチの入った岩谷が彩芽に洗礼のサッカーボールキックを放つ。

彩羽は詩美の必殺技・トーチャーラックボムを岩谷に見舞い、詩美を挑発。岩谷は彩羽のランニングスリーをかわしウラカン・ラナで返していく。最後は詩美と暁の一騎討ち。ショルダータックルに負けじと肩を上げる暁だったが、詩美のトーチャーラックボムが決まり、3カウント。
試合後、詩美は「私のこのベルト、そして匠さんの持つGHCのベルト2つ懸けて、Wタイトルマッチ、よろしくお願いします」とマイク。詩美は5月24日代々木大会で、彩羽をワールド王座の挑戦者に指名。しかし、「まだやりたいことがある」と先延ばしにされていた。
彩羽は「良いタイミングで(試合をしたい)ってウチは言った。ただ、今、MONDAY MAGIC(NOAH)が開催中で、どんな魔法が来るかわかんないんですよ」と、再びタイトルマッチを濁した。

彩羽は「林下詩美、前回代々木で呼んでもらったけど、スカしてる感じが気に障るというか。すがすがしくマイクされて、気悪いですよ」と苦言。そして「赤」のベルトにこだわりがあると主張した。
詩美は「暁、蒼空、すごく良かった。私たちもやる気出させられて、葉っぱかけるような熱さでした」とマーベラス若手2人を称え、「匠さん、私の希望は次の後楽園ホールです」と迫った。
山岡と暁の因縁から始まった団体対抗戦は、詩美の赤いワールド王座と彩羽のGHC女子王座が懸かる壮大な物語に発展。岩谷も2つのベルトを狙っていると宣言し、ますます両団体の対抗戦から目が離せない。
<インフォメーション>
7月16日(水)後楽園ホールで「~1周年記念シリーズ~MARIGOLD Burning Desire2025」を開催。詳細はマリーゴールド公式ウェブサイトをご覧ください。
試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
記事/藤本桃子