3.17後楽園、3年ぶりKO-D無差別級王座に挑戦するHARASHIMA。2.14新宿FACE、男色ディーノとの激戦を制しKO-D無差別級2度目の防衛に成功した王者・上野勇希の前に姿を現した。「先日（2月7日）、この場所で同世代の仲間（坂口征夫）と戦って、蹴り合って気付かされたことがある。僕はそのベルトが欲しい。そのベルトに挑戦させてください」と、その胸の内をリング上で語り、3.17王座戦が決定した。
――3.17後楽園「Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜」でKO-D無差別級王座挑戦が決まりました。2021年6月『CyberFight Festival』で秋山準選手のもつタイトルに挑戦した時が最後、実に3年ぶりの挑戦となります。
HARASHIMA：タイトルへの挑戦を避けてきたわけじゃなく、常にタイトル挑戦は狙っていたけれども、今回やっとこのタイミングがきたという感じですね。
――2.14新宿FACE大会、上野選手への挑戦表明をした際、「坂口選手と戦い、気づかされたことがある」と。具体的に何に気づいたのか教えていただけますか？
HARASHIMA：DDTを守っていくことを改めて心に誓ったということですね。それと、坂口さんと本気で真剣に戦って、蹴り合って、「僕ら世代」がもっともっと頑張ろうって、そういうものを感じましたね。
――2月7日新宿FACEでの大会で引退した坂口さんが「HARASHIMAさんがDDTを守っていくみたいな感じだったけど、どこかのタイミングで自分がDDTの門番みたいになっていた感じもしてたんだけど、そのバトンをもう1回HARASHIMAさんに戻します。これからもDDTを守って、若いヤツらの高い壁になって。これは残されたアンタたちの役目」とコメントしました。この言葉がHARASHIMA選手を後押ししたのかと思いますが、いかがでしょうか？
HARASHIMA：坂口さんの「守る」っていうのは、多分、DDTを他団体の外敵から守る「門番」的な意味もあると思うんです。
確かに、僕は昔、立場的にそういう役目をやっていて、いろんな外敵からDDTを守らないといけない場面もあったんです。DDTに強面の坂口さんが入ってきて、気が付いたら坂口さんがその役目をやってくれていていました。
引退する坂口さんが、「守る」役目を僕に戻すと言ったのは、その意味が強かったと思います。それを含めて、「DDTを守ってくれ」というのは、いろんな意味があると思うんですけどね。
それを踏まえて、僕は選手もお客さんもみんなが楽しく、「すごいことや面白いことをやっていて楽しい！観てよかった！」って思えるDDTをずっと続けて「守って」いきたいですね。
――今回の後楽園大会は、旗揚げ27周年という大切な記念大会です。その周年記念大会で、DDT最高峰のタイトルであるKO-D無差別級選手権試合に挑みます。HARASHIMA選手は、2001年8月デビューで今年23年目。27周年のDDTプロレスをほぼ体験しているレスラーです。これまでの周年興行で印象に残っている試合はありますか？
HARASHIMA：「Judgement」という大会は、1997年に発足した記念イベントで毎年3月ごろに開催される旗揚げ周年記念でもある大事な大会。やっぱり、「Judgement」には想いがありますね。
去年の「Judgement2023」、僕は第7試合のタッグマッチに出場しましたが、メインのKO-D無差別級選手権試合には出ていないので、その悔しい想いの印象が強いですね。その前の大会で行われた納谷君との次期挑戦者決定で勝てなかったので。
――3.17後楽園大会のKO-D無差別級選手権試合に向けた前哨戦を戦ってきていますが、現在の王者・上野選手について印象を教えてください。
HARASHIMA：上野はプロレス頭もあって、飛び技も投げ技も打撃も優れている。まんべんなくなんでもできる。雄弁だし。すごいチャンピオンだと思いますよ。
――3.17後楽園、KO-D無差別級王座挑戦について意気込みをお願いします。
HARASHIMA：僕がこのKO-D無差別級のベルトに挑戦するのは、今回思い立ったからではなく、常にいつもそのベルトを狙っていました。狙う気持ちがなくなったら、それはもう辞める時だと思って、ずっと続けてきました。
そして、今回、「Judgement2024」の旗揚げ27周年興行でそのチャンスをまた得ることができた。
今の「DDTのKO-D無差別級チャンピオン・上野勇希」がいるけれど、僕はDDTで積み重ねてきたキャリアを含めて、この思い入れのある大会で、「まだまだいける」という強さを証明して、KO-D無差別級のベルトを必ず巻きたいと思っています。
ただ…僕、あのベルト、新しくなってから巻いてないんで。3月17日は必ず勝って「KO-D無差別級」という名の新調されたベルトを巻きたいと思います！
＜インフォメーション＞
3月17日（日）東京・後楽園ホール「Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜」にて、KO-D無差別級選手権試合＜王者＞上野勇希 vs HARASHIMA＜挑戦者＞、第82代王者3度目の防衛戦が行われます。
チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでも楽しめます。
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