BURNINGの遠藤哲哉&飯野雄貴組が2.7新宿FACE大会で佐々木大輔＆KANONを破り、KO-Dタッグ王座を奪取。3.17後楽園ホール「旗揚げ27周年記念興行」で全日本プロレスのNew Period（本田竜輝＆安齊勇馬）の挑戦が電撃決定！全日本プロレスとの対抗戦を前に第82代KO-Dタッグ王者・飯野雄貴は何を思うのか。
――1.5新宿FACE大会の試合後にDAMNATION T.Aの襲撃を受ける遠藤選手を飯野選手が救出。「D王で戦ってから組みたくなった」とBURNING入りを直訴し、遠藤選手が了承したことで加入が決まりました。12月のD王GPで遠藤選手との戦いに何を感じたのでしょうか？（12.3新宿FACEで対戦。バーニングスタープレスで遠藤選手が飯野選手に勝利）
飯野：遠藤さんは、もともとヒールユニットDAMNATIONにいました。その遠藤さんがBURNINGを結成して、DDTのユニットとして存在感を示しています。
昨年12月に秋山さん（秋山準・現在、ユニット「D・O・A」所属）の脱退があったけど、遠藤さん中心になって、さらにBURNINGを盛り上げようと頑張っている。
僕自身もフェロモンズでの”セクシー”を経て『飯野雄貴』に生まれ変わって頑張って戻ってきました。
そういったところで、すごく二人は似ているというか、意識的な部分でも共通点があると感じました。遠藤さんも「俺たちは境遇が似ている」と。
ヒールユニットにいた遠藤哲哉が、ヒールじゃない遠藤としてリングに立つ。フェロモンズでセクシー全開だった飯野“セクシー”雄貴が、「真の飯野雄貴」に生まれ変わって今を生きている。
自分自身を模索していた道すがら、D王GPで遠藤さんとの対戦を通して感じ取ったものがあって…そこが1.5新宿FACE大会でDAMNATION T.Aの襲撃を受けた遠藤さんを救出した一番の理由ですね。試合後にガッチリ握手した時、なんとなく感じ取ったものが確信に変わりました。
――2.7新宿FACEで、第81代KO-Dタッグ王者・佐々木大輔＆KANON組に勝利し、KO-Dタッグ王座初戴冠に成功。1月からタッグを組んで約2カ月たちましたが、遠藤選手とのタッグの感触はいかがでしょうか？
飯野：今は「感触」っていうのは特に感じていないですが、僕自身、本当に自由にやらせてもらっています。遠藤さんが「タッグとしてやりやすいように、のびのびとやってくれ」という感じで、遠藤さんが少なからず僕に合わせてくれていると思うんですけど。
僕のやりたいことに対してNOと言わずに、「やってみたら？」って。すごくのびのびとやらせてもらってますね。
僕はKO-D無差別級王座に挑戦した経験もありますし、遠藤さんはKO-D無差別級王座を3度戴冠したこともある。個々としてパワーがあるのは間違いない。
それが一緒になれば…、言わなくても分かりますよね。今回、KO-Dタッグ王座を獲れたのは、遠藤さんと僕が一緒に組んで、そこで合致できたっていうのもあったと思うんです。
のびのびとやらせてもらえていることは本当に有難いですね。タッグとしての感覚はどうかと言ったら、まだ完成ではないですけど、これから躍進するので期待していてください。
――3.17後楽園大会、KO-Dタッグ王座初防衛戦の挑戦者は、全日本の本田竜輝＆安齊勇馬（New Period）です。お２人の印象を教えてください。
飯野：印象に関しては正直あまりよくわかってない部分があります。でも「New」ってことは若いんだろうなって。
僕もDDTの中では7年目で若いですし…若いって言い方もあれですけど（笑）。経験も遠藤さんから見たら、まだまだなので。
2人の印象は…あまり感じてないですね。結局、対戦相手には変わりないから、僕の中でやることは変わらない。「飯野雄貴」を出すだけです。
基本的に相手に合わせることなく、自分を見失わず自分を出すだけ。だから、そこに対して相手は関係ない。
――3.17後楽園ホール「Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜」KO-Dタッグ選手権試合、初防衛戦について意気込みをお願いします。
飯野：とにかく、自分のやることをやって、自分が出せることをやって、そして相手を上回るパワーとスピードと技、全て出し切って勝とうと思います！I am BURNING! I am BURNING! I am BUuuuuuuRNING!!!!!
＜インフォメーション＞
3月17日（日）東京・後楽園ホール「Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜」にて、KO-Dタッグ選手権試合＜王者組＞遠藤哲哉＆飯野雄貴 vs 本田竜輝＆安齊勇馬＜挑戦者組＞、第82代王者組の初防衛戦が行われます。チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
また試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでもお楽しみいただけます。
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取材・文／大楽聡詞 編集／まるスポ編集部
写真提供／DDTプロレスリング
