【DDTプロレス 遠藤哲哉(前編)】~向こうには向こうのチャンピオン像があるし、俺には俺のチャンピオン像がある~

目次

第9代DDT UNIVERSAL王者・土井成樹はスピードだけじゃなくパワーもある

――3.21後楽園ホール、DDT26周年記念大会「Judgement2023〜後楽園史上最長5時間スペシャル〜」でDDT UNIVERSAL王者・土井成樹選手に勝利し、DDT UNIVERSAL王座を初戴冠。この試合を振り返っていただけますか?

遠藤:土井さんは僕の飛び業を封じるために「すごく研究している」と感じました。とにかく集中的に左脚を攻められた。ハイフライヤーなので脚を攻められるのは定石ですけど、攻め方も多彩で緩急つけたり、ちょっと苦戦しました。

――土井選手と戦う前と、戦った後のイメージは変わりましたか?

遠藤:土井さんと言えば、「スピード」のイメージですけど、緩急の付け方も絶妙で、相手が嫌がる攻めをする選手なんだと。スピードだけじゃなかった。

スピード+パワーもあるのを感じました。瞬発力というか、「一瞬にかける力」ですね。土井さんよりも重い体重の僕ですが、何回も投げられたので。

――3月30日、4年ぶりとなるDDTのアメリカ大会「DDT goes HOLLYWOOD!」が開催。翌31日にはDDTとGCWによる全面対抗戦「GCW vs DDT」が行われました。30日は昨年のD王GP公式戦以来のジョーイ・ジャネラとの一戦。

遠藤:ジャネラには、昨年のD王GPで負けているので、今回勝てて良かった。DDTの興行ですが、開催地はアメリカ。言うなれば、ジャネラのホームで勝てたので、すごく自信に繋がりました。

それにアメリカの人気レスラーから勝利できたという実績は、自分のプロレスがアメリカに通用することを世界に広めることができたと思います。

――翌日31日は秋山選手と組んでタッグマッチ。こちらはどうでしたか?

遠藤:対戦相手が、ホミサイド&トニー・デッペン組。ホミサイド選手は、新日本プロレスに参戦したことがあり知っていました。トニー・デッペン選手は詳しく知りませんでしたが、対戦したら「この人面白いな」と。

試合自体は地味なタイプですけど、改めてDDTのリングでシングルマッチをやりたいと思いましたね。

1 2 3 4 5

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Share me!
  • URLをコピーしました!
目次