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KO-Dタッグ挑戦のため、必死にHARASHIMA選手(左)を説得する中村選手(右)

成長できるチャンス到来!言ったもん勝ち。KO-Dタッグ王座に挑戦!

――3.21「Judgment2023~後楽園史上最長5時間スペシャル~」で、HARASHIMA選手と組みイラプション(坂口征夫&岡谷英樹)に勝利し挑戦表明しました。4.9東京・後楽園ホールで「しゅんまお」(MAO&勝俣瞬馬)が持つKO-Dタッグ王座に挑みますが、挑戦までの経緯と現在の心境を教えてください。

中村:3.21後楽園大会でイラプションに勝利した瞬間、なぜマイクを持ったのか僕自身もわからない。なんとなく「イケる!」と思って挑戦表明しました。ノリと勢いみたいな感じです(笑)。

控室に戻ってからHARASHIMAさんに「無理だよ」と言われたけど、それでも諦めずに話したらHARASHIMAさんもちゃんと理解してくれました。直前まで揉めたけど(苦笑)。それでKO-Dタッグ王座への挑戦が決まりました。

3.21の試合後に発言したのは「焦り」があったのかもしれません。僕の一つ上の先輩は納谷幸男選手と飯野“セクシー”雄貴選手。今DDTの中心メンバーにいる方たちです。

後輩の正田がDGCで優勝、2.21武藤敬司さんの引退興行に小嶋・岡谷・高鹿佑也・正田が出場、3.1後楽園ジュニアの祭典で須見和馬が活躍する姿を見て「自分は何しているのだろう?このままじゃダメだ」と。それで自分を奮い立たせたのがベルト挑戦の一番の原動力になりました。

今の立ち位置に不安と焦りがあって、それが自分を動かす力になったのかもしれません。「成長できるチャンス到来」だと思い3.21のリング上で気持ちが爆発しました。

ある意味、「もう言ったもん勝ちだろ」という思いもあります(笑)

――DDTは「言ったもの勝ち」が本当に通用しそうですね。選手が発言したことに関してキチンと高木大社長をはじめ、スタッフが拾ってくれる。選手が、各々Twitterやインスタグラムで自分の思いを発信しているのを見るとイキイキしていて勢いのある団体だと感じます。ところで4月9日に対戦するMAO選手&勝俣選手に対して、なにか作戦はありますか?

中村:僕がHARASHIMAさんを引っ張り、HARASHIMAさんが僕を引っ張る。二人の相乗効果でお互い高め合えば、超越した力やエネルギーが生まれてくる。

そこを目指し終盤にかけてボルテージが上昇していけば、最後「コロっ」とやれるんじゃないか。そういう期待はあります。「しゅんまお」も勢いはあるので油断禁物ですが、歯車がうまく回ればいけるはずです!

今回「しゅんまお」に勝てば、これからのプロレス人生も変わるし、今までの焦りからくる危機感のようなものを一気に飛び越えるチャンスかもしれない。とにかくDDTの中心にいきたいです。

4.9後楽園、HARASHIMA選手とのタッグでKO-Dタッグ王座戴冠を誓う!


――Twitterで「今の自分は、何もない。HARASHIMAさんとKO-Dタッグ取らなければ埋もれてしまう」と危機感をあらわにしたようなつぶやきをされましたね。

中村:やっぱりDDTは入れ替えが早いから危機感があります。ドンドン前に出ないと、ただただ埋もれてしまう。何もない選手になるのが一番嫌です。それはもう欠場中だけ。復帰したからには何が何でも喰らいついて這い上がっていきたいです。

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