阪神は連覇を果たしながらコーチが相次ぎ退団し、激震などと報じられる(写真はイメージ)
球団史上初のリーグ連覇を果たした阪神に、思わぬ事態が起きている。シーズン終了後、チームを支えたコーチ陣の退団が相次ぎ、来季に向けた首脳陣の再編を迫られた。
阪神は10月23日、藤本敦士総合コーチ、小谷野栄一打撃チーフコーチ、上本博紀打撃コーチ、梵英心ファーム打撃コーチの4人と来季の契約を結ばないことを発表した。
17日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでDeNAに敗退してから、わずか1週間足らずでの大量退団。特に1軍の野手部門を担ってきた3人が同時にチームを去ることは異例で、一部で連日”激震”と報じられる事態となっている。
最初に退団が明らかになったのは藤川球児監督と同学年の小谷野コーチだった。昨年藤川監督就任に伴い招聘されると、佐藤輝明や大山悠輔ら主力選手の指導に尽力。今季は佐藤が三冠王に輝くなど、リーグ連覇を支えた功労者の一人だった。
続いて退団が判明した藤本コーチは、15年から10年以上阪神で指導者を務めてきた。藤川球児監督の就任後は総合コーチとしてベンチ入りし、指揮官の右腕としてチームを支えた。
さらに、現役時代から阪神一筋で歩んできた上本コーチも退団。ファームで若手育成を担当してきた梵コーチまでチームを離れることになった。
一連の退団をめぐっては藤川監督との関係性を指摘する声も挙がっているが、球団が慰留したものの本人たちの意思が固かったとされる。
リーグ連覇という結果を残しながら、なぜ主力コーチが相次いでチームを離れることになったのか。異例の退団劇が続いたことで、来季の指導体制に注目が集まっている。
そんな中で新任コーチには、今季までヤクルトで打撃コーチを務めた坪井智哉氏、元阪神ドラフト1位で独立リーグの石狩レッドフェニックスを率いた的場寛一氏、アマチュアスカウトを務めていた筒井和也氏の3人が就任する。
特に坪井氏は現役時代、阪神で新人最高打率となる.327を記録した巧打者。DeNAやヤクルトなどで指導経験を積み、24年ぶりに古巣へ復帰することになった。
また、平田勝男ファーム監督が1軍ヘッドコーチ、和田豊1軍ヘッドコーチがファーム監督、野村克則ファームバッテリーコーチが1軍作戦統括コーチに配置転換されることも決まった。
球団初のリーグ連覇を果たしながららCSで1勝もできず日本シリーズ出場はならなかった猛虎軍団。
三冠王の佐藤輝明がメジャー挑戦を表明するなど、チームは大きな転換期を迎える。
相次ぐコーチ退団というを乗り越え、藤川監督がどのような新体制を築くのか。その手腕が問われる来季となりそうだ。
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記事/まるスポ編集部

