主力選手である小園も戦力外を通告された(写真はイメージ)
戦力外の小園海斗と矢野雅哉 打率は2分差でも出塁率は同じ.322――2024年の成績に浮かぶ意外な共通点
広島から来季の契約を結ばないと通告された小園海斗と矢野雅哉。タイトル歴だけでなく、出場試合数にも一軍で担ってきた役割が表れている。2024年の成績を比較すると、打率に差がありながら出塁率は同じという数字も浮かび上がる。
小園は2024年、シーズン全143試合に出場した。540打数151安打、打率.280、61打点。翌2025年も138試合に出場し、161安打、打率.309を記録した。2年間の出場数は延べ281試合に上る。
ただ、入団から毎年多くの出場機会を得ていたわけではない。報徳学園高から2018年ドラフト1位で入団し、2019年は58試合に出場したが、2020年は3試合、6打数無安打にとどまった。そこから2021年には113試合に出場し、134安打、打率.298。一軍での出場数と安打数を大きく伸ばしていた。
一方、亜細亜大から2020年ドラフト6位で入団した矢野は、2021年の13試合から、2022年は55試合、2023年は93試合、2024年は137試合と、入団後4年間で出場数を増やした。2024年は112安打、打率.260、38打点、13盗塁を記録している。
同年の小園と矢野を比べると、打率は小園が2分高かった一方、出塁率はともに.322だった。四球は小園の30に対して矢野は38。犠打も小園の7に対し、矢野は20を記録した。安打数だけでは見えない違いが、四球や犠打の数字には表れている。
高校卒のドラフト1位と、大学卒のドラフト6位。異なる経路で入団した2人は、2024年にはいずれも130試合以上に出場していた。今回の契約判断とは別に、公式記録には、両選手が一軍で積み重ねてきた実績が残っている。


