7.18札幌大会では後藤洋央紀(右)が辻陽太を倒した
新日本プロレスは8日、都内の事務所で27日神戸大会で行われるIWGPヘビー級選手権試合の調印式を行った。
王者・辻陽太に挑む後藤洋央紀は、G1 CLIMAXで辻を破って得たチャンスを生かし、「まだ巻いたことのないIWGPヘビーのベルトを自分の腰に巻きたい」と初戴冠へ決意表明。「今のチャンピオン辻からは新日本プロレスの王者としての覚悟がイマイチ伝わってこない」と切り込み、自ら王座を奪って新日本をけん引する姿勢を示した。
一方、今回の王座戦勝者は10月12日の両国国技館大会でG1覇者・大岩陵平の挑戦を受けることになっており、後藤は「このIWGPタイトルが次のG1覇者・大岩への挑戦者決定戦マッチみたいになってしまっている。これは事実です。俺が王者なら先に大岩と戦いましたね」と、この状況を生んだのは辻に原因があると指摘した。

これに辻は真っ向から反論。後藤から王者としての姿勢を問われたことを「初めて俺に対してイデオロギー闘争を仕掛けてくれた」と歓迎しつつも、「この試合はどっちがチャンピオンとして両国で大岩を迎え撃つかを決める試合」と主張。後藤がIWGP戦を“大岩戦への挑戦者決定戦”のように捉えていることに疑問を呈した。
さらに「心の底からIWGPを手にして、この新日本プロレスを変えていこう、引っ張っていこうっていう風な覚悟には、正直、俺は今の発言を聞いてそうは思えない」と迫り、覚悟を決めて調印書にサインしてほしいと求めた。
すると後藤は「覚悟は決まってますから。俺があのベルトを巻いてこの新日本を引っ張っていく。その覚悟はとうにできてます」と断言。辻も「いいですね。これが後藤革命ということでしょうか」と応じ、「俺は正々堂々と後藤選手を迎え撃ちますよ」と受けて立った。
さらに後藤は「後藤革命はベルトを獲ることが最終目標じゃないからね」と意味深に予告し、その先については「また然るべき時に」と含みを持たせた。
IWGPの価値、そして新日本の未来を巡る両者のイデオロギーが、神戸で真正面から激突する。
