打撃編では子どもたちに問いかけながら解説
続いてはバッティングへ。まず高橋由伸さんがマイクを持ち講師を務めると、タイミングの必要性を説いた。その際、投手の持つボールが自分から最も離れた時にテークバックを取ると述べた。
「投手のボールが一番遠くにいたら、自分も遠くにいる。これはどんな練習でも共通することなので、やってみるとタイミングの取り方をイメージできると思います。
それともう一つ。打つ時になぜバッティングが崩されるかと言うと、顔が打つ方向を向いてしまっているからです。
インパクトの時にしっかり体、顔を残すこと。今伝えたタイミングとインパクトの2つを意識してやってみてください」

続いて内川さんも解説に加わった。横浜時代の2008年には今も右打者史上最高打率の.378をマークし、NPB通算2186安打で名球会入りも果たしている大打者である。
前で述べられたタイミングについて補足すると、「みんなどの方向に向かって打つ?」と子どもたちに問いを投げかけた。
すると「センター!」と次々に声が挙がると、さらに複数人に深掘りしながら回答した。
「みんな野球場がなんでこういう形になったか考えたことあるかな?なぜセンターが一番遠くなっているのか。センター・レフト・ライトがあって、同じ距離しか飛ばなければ野球場は三角形でいいよね?
つまりセンターが一番打球が飛ぶということなんです。三角にしようとするとセンター方向が一番ホームランにやりやすいから、野球場で一番遠くした。
なのでセンターが一番飛びますよと野球場の形が教えてくれているので、まずは一番遠いところに向かって打ちに行って、(右打者は)タイミングが早ければレフト・遅ければライトに飛ぶから、センター方向を意識することが一番理想だと考えています」

その後はグラウンド全体を使い、走塁を担当した笘篠さん以外の講師陣がトスを上げる。打球音が響きわたり、瞬く間にグラウンドは芝生の緑からボールの白に染まっていった。
