【訃報】"安打製造機"張本勲さん死去(写真はイメージ)
日本プロ野球史に残る名打者で、野球解説者としても親しまれた張本勲さんが9日、死去した。86歳だった。
1940年6月19日、広島市生まれ。幼少期に被爆を経験しながらも野球に打ち込み、1959年に東映フライヤーズへ入団した。左打席から広角に鋭い打球を放ち続け、「安打製造機」の異名を取った張本さんは、東映、日拓、日本ハム、巨人、ロッテで23年間プレー。通算3085安打は現在も日本プロ野球最多記録として輝く。
通算本塁打・盗塁でもNPB史上唯一となる500本塁打・300盗塁を達成し、打率3割を史上最多の16度マーク。首位打者は史上最多タイの7回。1962年には東映の中心選手としてパ・リーグMVPを獲得し、球団創設以来初となる日本シリーズ制覇にも貢献した。1990年には野球殿堂入りを果たしている。
現役引退後は解説者に転身。TBS系「サンデーモーニング」のスポーツコーナーでは、歯に衣着せぬ言葉と「喝!」の決めぜりふで広く知られた。時に厳しく、時にユーモラスに選手や球界へ向けた言葉の根底には、野球をより良くしたいという強い思いがあった。自身の被爆体験を若い世代へ伝える活動にも力を注いだ。
数字にも、言葉にも、張本さんならではの迫力があった。球界はまた一人、代えがたいレジェンドを失った。
記事/まるスポ編集部
