2025年8月30日、HARASHIMAを相手にデビューを果たした陽向。あれから9ヶ月の月日が流れた
◼️初めてのタイトルマッチで知った「いつも通り」と「クオリティ」の境界線
―― 4.15後楽園大会で初めてのタイトルマッチ・KO-D6人タッグ選手権試合に挑みました。試合前、ものすごく緊張されている姿が印象的でした。
陽向:今までの試合のプレッシャーとは違う“重み”を感じました。DDTにとって大舞台である後楽園ホール、しかも第5試合。
当日はダークマッチを含めて全8試合。会社やお客さんからある程度の期待を込められての試合の順番だったと思うんです。
いつもの試合であれば、自分ががむしゃらに頑張って、新しい技や動きを試してみるという面もありますし、お客さんからも「どこまでやれるか頑張れ」と温かく見守られている空気感があると思います。
しかし、タイトルマッチはプロとしての絶対的な「クオリティ」を求められます。その高い壁を越えられるか、越えられないかという意味で、ものすごいプレッシャーを感じていました。
普段の試合でも決して手を抜いているわけではありませんが、タイトルマッチは「絶対にその基準を超えていかなければならない場所」だと痛感しました。

――ご自身の中で、その壁を越えることはできましたか?
陽向:正直に言うと、今までの試合の中では力を出し切った思いはあります。お客さんからの声援や歓声も今までで一番届きました。
試合が終わった直後は、負けはしたものの、ある種の充実感や満足感もありました。
でも、冷静に振り返ってみると、自分が今まで蓄えてきたものをすべて出し切ったのに対して、最後は王者・正田(壮史)さんの一撃で、あっけなく3カウントを奪われてしまった。
ここで「満足した」と言ってしまったら、そこでプロレスラーとして終わりです。だからこそ、もっともっと力を積み重ねていかなければならないと強く思いました。
今後、いつチャンスが巡ってくるかは分かりません。それにチャンスは自分で手にするもの…次に向けて死に物狂いで頑張らなきゃいけないですね。
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